所得税の確定申告をする人にとっては、この確定申告期間はストレスを感じる場合があります。
確定申告に必要な書類を用意したり、数字を集計したり、パソコンやスマホで確定申告データを入力したりするのは基本的に年1回のため、
去年の記憶を呼び起こして作業をするにしてもどうしても時間がかかったり、間違えてしまいます。
今では、国税庁で提供している YouTube 動画や国税庁ホームページでの情報で疑問点は解消されるケースが多いですが、
それでも自分一人で確定申告作業を完結させるのは大変です。
目次
税理士による確定申告期における無料申告相談
確定申告を効率的にするために活用していただきたいのが、税理士による確定申告期の無料相談です。
その名のとおり、
無料
で、税理士のサポートを受けながら、確定申告に関する相談や実際の申告書類の作成をすることができます。
弊所が所在している江東区東陽町を所管としている江東西税務署の区域でも、もちろん実施していますが、税理士による令和3年文所得税の確定申告無料相談については、
2月9日水曜までと公表されています。
そして、この無料申告相談として受け付け対象となる方等は、今回は基本的には次のとおりです。
《対象となる方》
1. 事業所得、不動産所得又は雑所得を有する方のうち、所得金額が300万円以下の方
2. 給与所得又は年金所得、若しくはその両方がある方《対象とならない方》
1. 所得金額が高額な方、相談内容が複雑な方(住宅借入金等特別控除を新規で受けられる方、配当所得のある方及び土地・建物・株式等の
譲渡所得がある方など)
2. 贈与税・相続税に関する相談のある方
なお、状況によっては、対象者に該当する場合でも受付できない場合もありますので、事前に問い合わせをして、無料申告相談の受付をしてくれるのかどうかを
確認するのが良いです。
無料申告相談の当日
ここ数年新型コロナウイルスの影響のため相談が実施されないこともありましたが、今回はいくつか実施されている会場ののうち、江東区文化センターで担当しました。
江東区役所すぐそばにあります。
会場内では、新型コロナウイルスによる感染対策がきちんと取られています。
ところで、現在ではオンラインや電話での事前申し込みがありましたありますので、長時間並ばずスムーズに相談を受けることができます。
また、会場にもよりますが、お持ちいただいた確定申告書類などを用いて、税理士から確認を受けながらパソコンに必要なデータを入力してもらって、
その場で基本的に申告ができるような体制となっています。
そのため、自分でパソコンに入力をすることもなく、確定申告ができることとなります。
なお、もちろん、納税が必要な場合にはご自身で納期限までに納税していただく必要はあります。
税理士による申告無料相談以外の申告書作成会場の設置
また、既に税理士による無料申告相談が終了している場合もありますが、税理士による対応以外のものとして、税務署や国税局でも、所定の期間申告書作成会場を設置しています。
江東西税務署でも申告書作成会場設置に関する案内が出ていますので、これから申告書作成に関する相談を受ける場合には事前に確認しましょう。
確定申告作業は時間も労力もかかるので負担が大きくなりがちですが、こうした無料申告相談を活用して、できる限り負担を軽減して申告手続きをするようにしましょう。
まとめ
先日、「税理士による確定申告期における無料申告相談」の担当を致しました。
確定申告をする方にとっては、確定申告作業は時間も労力もかかるので負担が大きくなりがちですが、こうした無料申告相談を活用して、
できる限り負担を軽減して申告手続きをするようにしましょう。