住民税の納入書を用いて税金を納める場合には納入書が手元に必要です。
しかし、ついうっかり紛失してしまったり、特別徴収への切替手続き等のタイミングによっては、納入書が手元にないことも考えられます。
市区町村に送付の依頼をするとしても時間がかかり、納期まで間に合わないので、どのようにしたら良いのかと悩むことがあるかもしれません。
そこで、全市区町村ではありませんが、一部の自治体では納入書をダウンロードできるようにしてくれています。
目次
納入書のダウンロードをする場合
市区町村が納入書をダウンロードできるようにしている場合には、市区町村の個人住民税に関するホームページで公開をしています。
そのため、納入書のダウンロードをするにあたっては次の手順で進めましょう。
1.市区町村ホームページで納入書がダウンロードできるのかを確認する。
2.納入書をダウンロードするにあたり、入力・印刷・納入で下記注意事項等を事前に確認する。
(1)入力時
①指定番号を正しく入力する。
②納入の対象月、納入金額、納期限、住所または所在地、氏名または名称等の基本情報を入力する。
⓷取りまとめ店の入力が求められている場合には入力する。
(2)印刷
①所定のサイズで印刷する。
※両面印刷の指定がある場合があります。
②印刷後に切り離したものを一組として窓口に提出できる状態にする。
(3)納入
①金融機関等の納入先が指定されている。
②納入先窓口によっては別途指定通知書の提出が必要となる場合がある。
例:さいたま市での個人住民税納入書のダウンロードの場合
ホームページ内のダウンロード(個人市民税・県民税特別徴収様式)画面中の
9 市民税・県民税(特別徴収)の納入についての項目中の「14)市民税・県民税(特別徴収)納入書 再作成(エクセル形式 257キロバイト)」をダウンロード
エクセル内の入力シートに所定の入力をし次の納入書シートに反映させる。
なお、入力にあたっては注意事項がありますので、その内容を事前に確認頂く必要があります。
そして、入力後の印刷と納入方法も所定の方法で行います。
その他
納入書のダウンロードにあたっては次の留意点があります
1.本来は、市区町村から送付されてくる納入書を用いることが原則ですが、事情により納入書をダウンロードしなければならない場合にのみ使用することとなります。
2.納入書は最新のものをダウンロードする必要があります。
3.実際には納入書の入力にあたっては多くの注意点がありますので、入力時に誤りのないようにしなければなりません
4.市区町村によっては、ホームページ等で掲載されている情報以外に注意しなければならない点があるかもしれませんので、
詳細は市区町村の担当課または税理士等の専門家に確認をしましょう。
まとめ
個人住民税特別徴収の納入書は一部市区町村ではダウンロードできます。
なお、ダウンロード後の入力方法や印刷・納入先等については市区町村毎に注意事項を掲載していますので、事前に確認の上、不明点等があれば、
直接市区町村に確認をしましょう。
【前回内容】
経理担当者・経理責任者向け【住民税特別徴収のギモン68】:特別徴収税額が口座振替を出来ない大きな理由の一つは、正確性を確保することが困難なためです
【次回内容】
新規採用者が増えている会社の経理担当者・経理責任者向け【住民税特別徴収のギモン70】:特別徴収住民税の納期特例の適用要件を満たしているのか確認をしましょう
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