目次
製造・販売コスト削減に企業努力が反映されます
新しい商品を世に送り出すには、
研究
開発
試作
製造
販売
量産
品質改善
などのプロセスを考えなければなりません。
そして、より多くの消費者に購入してもらうには、高品質の商品やサービスを購入しやすい価格で販売する必要があります。
そのためには、同じ手間をかけるのであれば、例えば、コストの安い外注業者へ発注したり、大量購入で仕入単価を抑えたりといった事を考えます。
製造・販売コストを削減できれば、その分利益を確保でき、また、消費者への販売価格を低減する事も出来ます。
ところで、一方では、高額商品というものも存在します。
高額商品が存在する理由
例えば、日頃持ち歩くバッグでも、似たような機能性のもので数千円で買えるものもあれば、ブランドによっては、数万円・数十万円単位のものが存在します。
そして、高額商品であると、リーズナブルな商品とは一線を画す内容が多いです。
オーダーメイドでの受注
熟練職人の手縫い等の縫製
高級素材
末永く愛用できる
行き届いた製品保証
満足度の高い接客 等
高額商品だからこそ提供できるものがあります。
そして、高額商品を消費するという事だけでなく、購入するまで、購入した後のプロセスも楽しめるというのが消費者が求めている事でもあります。
高額商品の販売コスト
材料
人件費
店舗の家賃・光熱費等
商品の包装用の箱代等の包材
広告費・通信費 等
高額商品のコストを構成する費用はその他の商品と比較して高額になります。
これは、商品の高品質を追求するだけでなく、顧客が商品を購入するまで、そして、購入した商品を使用するといったプロセスでの満足度をより高めるためにコストはかかります。
地域の一等地に店舗を構え、接客のプロのスタッフを常駐させ、商品だけでなく、その商品を持ち帰るために必要な箱や紙袋といったものをトータルコーディネートして、アフターサービスを含めて顧客が喜ぶプロセスを提供します。
そのため、この顧客満足度の高い高額商品を購入する人は存在します。
まとめ
同じ商品でも、高額のものとリーズナブルのものがあります。
どちらを購入するのかは、顧客の嗜好や予算等によりますが、高額商品には、高額で販売する理由と高額で購入してもらえる理由があります。
自社の商品やサービスを販売するにあたり、価格決定をする際には、どれだけコストがかかっているのかを積算し、自社が売りたい価格と消費者が買いたいと思える価格の両方を考えながら価格設定をするようにしましょう。