時は金なり
時間というのは、どのような立場の人でも、1日24時間しか与えられていません。
人によっては、30時間であったり、20時間であるという事はありません。
この24時間の使い方で人は変わります。
そして、変わるのであれば、良い方向に変わり、進化・成長を続けたいものです。
それには、24時間を出来る限り有意義に使うのが一番ですが、限られた時間の中で、やりたいこと全てに取り組むことは難しいです。
そこで、発想を変える必要があります。
「時は金なり」
昔から言い伝えられた言葉です。
時間というものは貴重でかけがえのないものです。
自分の24時間を増やす事は出来ませんが、出来る限り価値の高い時間を過ごす事が成功の秘訣です。
そして、「時は金なり」を自分達なりに解釈して、
「時間をお金で買う」
という発想にするのです。
時間はお金で買えます
自分達の持っているお金はモノやサービスと引き換えに等価交換します。
例えば、美味しいランチを提供してくれるお店でのランチの金額が1,000円であれば、その1,000円分の料金を支払っても食べたいと思った人がそのランチを食べます。
スーパーで800円の食材を購入したいと思えば、会計時に1,000円を支払って、同等価値のある食材を頂きます。
ところで、上述の例のうち、この美味しい食材を家で2時間調理して、美味しい夕食を作ったとします。
味も美味しく満足ですが、2時間という調理時間を使う事になります。
もちろん、手間暇をかけて思いも込めているからこそ、それだけ美味しく頂けるのですが、もし、同じテイクアウトメニューを2,000円で提供してくれている近所の飲食店で購入出来るとしたらどうでしょうか。
1,000円プラス調理時間
と
テイクアウトメニュー2,000円の購入代金
を比較すると、差額の1,000円分(2,000円ー1,000円)の代金を支払ってもテイクアウトメニューを購入するのは、2時間の時間をかけるのか、それとも、その2時間という時間を1,000円で買うというイメージになります。
そして、この2時間という時間を、他のやりたい事に充てるのです。
その他にも、
混雑している電車に30分乗って、疲労がある状態で取引先に行くのに対して、奮発してタクシーに乗って、車内の快適な空間で取引先との打ち合わせをシミュレーションしながら、疲労がない状態で取引先と会うという場合には、どちらが良いでしょうか。
もちろん、その時の状況やかけられる費用にもよりますが、お金で時間を買って、その買った時間をより質の高い事に投入すれば、その人にとって、そして、会社にとっての成長に繋がります。
最近では、家事を1時間だけしてもらえる人に家事代金を支払って家事をしてもらったり、自分が遠くまでわざわざ買い物に行かなくても、デリバリーでお目当ての料理を届けてくれたりします。
どれも、時間をお金で買いたいという消費者と、そのニーズをつかんでいる会社との間で取引が成立しているからこそです。
まとめ
お金は尊いものですが、そのお金は、使うからこそ価値が出てきます。
1時間を2,000円で買って、その買った1時間で10,000円を得る事が出来れば、8,000円(10,000円ー2,000円)のメリットがあるのです。
時間は有限です。
自分が出来る事も有限です。
許容できる金額の範囲内で時間を買うというのは、誰でも気が付かないうちにやっていますが、今度は意識をしながら時間をお金で買う感覚を体験してみてはいかがでしょうか。