手元にある事業資金を効率的に運用するには、自分達の知識や経験の中だけでは分からない部分もあります。
事業資金の調達方法
事業資金の使い方
もう少し工夫すれば、時間やコストを節約できたりする事もあったり、自分達が知らない方法がある場合もあります。
そのような時には、知らない事を学べる相手を見つけるのが一番です。
といっても、その道のコンサルタントや業者に依頼するにしても、費用がかかってしまいます。
初歩的な事でも良いので、なるべく費用をかけずに気軽に聞ける相談相手を探している方も多いと思います。
そこで、拙著「賢い事業式の集め方・使い方・貯め方」でも一部ご案内していますが、地域密着金融機関である、信用金庫や信用組合との繋がりを持つのをご検討してみてはいかがでしょうか。
目次
金融機関の種類
ところで、金融機関といっても、色々な種類があります。
都市銀行
地方銀行
信託銀行
ネット銀行
といったものがあり、これらの銀行を利用している方もいらっしゃると思います。
しかし、この他にも「銀行」という名称はついていませんが、同じように金融機関として位置づけられている機関があります。
それが、
信用金庫
信用組合
です。
地域密着金融機関の代表格が信用金庫・信用組合です
これらの金融機関に応じて、出来る事・出来ない事が決まっていて、そして、強みのある商品やターゲットとする顧客層が異なります。
つまり、自社が求める金融機関を選定するには、自社が必要としているサービスや商品を提供してくれる金融機関はどれなのかをチョイスすれば良いのです。
すると、この中で、気軽に相談できる金融機関の代表格は信用金庫・信用組合になります。
この信用金庫・信用組合のほとんどは、ターゲットとする顧客をその周囲の地域に所在する個人や法人にしています。
そして、その個人や法人に喜んでもらえるようなサービスや商品を提供してくれます。
もちろん、信用金庫・信用組合も商売人です
しかし、担当地域の顧客に対してサービスや商品を提供してくれるといっても、無償で提供してくれるわけではありません。
民間金融機関ですので、営利目的で事業をしているため、取引として成立させなければなりません。
そこで、信用金庫・信用組合がどのように顧客と接点を持ちながらこれらを提供しているのでしょうか。
繋がりを持つ第一歩は基本的に口座開設です
金融機関と接点を持つ方法はいくつもありますが、やはり多いのが、口座を開設する事です。
口座を開設するという事は、その金融機関に認知されるという事です。
開設目的は人によって様々ですが、事業として開設するのであれば、その開設した口座は、事業資金の管理に用いる事になります。
地域密着金融機関である信用金庫・信用組合は、口座開設目的に応じて、顧客に対して何が提供できるのかを考えます。
そして、後ほど改めて説明しますが、口座開設が出来るという事は、信用金庫・信用組合の内部審査を通ったという事ですので、そのサービスや商品を利用しやすくなります。
また、口座を開設していれば、顧客として認知されるわけですから、お金に関する相談もしやすくなってきます。
口座開設は誰でもできるというわけではありません
ところで、信用金庫・信用組合に限らず、金融機関に口座を開設するのは、誰でも出来るのかというと、そうではありません。
先述のとおり、金融機関では、
「審査」
があります。
そこで、この「審査」については、次回以降のブログにてご案内致します。