江東区の税理士     経営アドバイザー

佐藤充宏 江東区で税理士事務所・ファイナンスコンサルティング会社を経営しています。

「安いモノやサービスには理由がある」自分が購入する場合と提供する場合での価格設定を考えましょう

「安いモノやサービスには理由がある」自分が購入する場合と提供する場合での価格設定を考えましょう

同じジャンルのモノやサービスでも価格は異なります

スーパーで蕎麦の乾麺を購入する場合には、たくさんの商品が陳列されています。

蕎麦の成分であったり、ブランドであったり、どのような味かによって、バラエティに富んだ乾麺があります。

値段も、安いものであれば百数十円から高いモノは500~600円まで。

調味料も同様に大きく異なります。

そして、世帯に合った商品を購入する事になりますが、高いモノと安いモノを比較すると、どうしても安い方に手がいきやすくなりますが、なぜ、同じ種類の商品でもこれだけ値段が違うのかを見ていきましょう。

消費者の手元に届くまでの流通コストや店舗でのコストがモノやサービスには上乗せされています

スーパーでは、日々トラックがスーパーの駐車場の裏手に駐車して、納品する商品を搬入しています。

そして、検品された商品は包装されて、値段や消費期限などが印字されたラベルが貼り付けられ、陳列コーナーに展示されます。

ここで、この印字された値段はどのように決まっているのかというと、商品そのものの時価というだけではありません。

トラック運転手の方が生産者から預かった商品をスーパーに届けるためにかかったコスト、つまり、流通コストも上乗せされています。

そのため、全く同じ商品を生産者のところに行って直接購入するのと、スーパーで購入するのでは、生産者から直接購入する方が値段が安いのです。

これは、インターネット販売でも同じ考えです。

そして、スーパーで陳列販売されるには、スーパーのスペースを使い、店員さんの人件費がかかり、レジなどの設備を用い、しかも、そのスーパーというブランド店で販売できるという価値も販売価格に上乗せされているのです。

旬や販売量によってモノやサービスによって価格が異なります

モノやサービスは、需要と供給が一致する事により、売買が成立します。

一年を通じて安定的に供給されるのであれば、価格も比較的安定します。

一方、季節によって供給量が違うのであれば、それに応じて価格も変動します。

果物を例にとってみましょう。

夏の時期にしか収穫できないのであれば、毎年夏の販売量が一定の場合には毎年同一価格という事になりますが、これが、台風などの自然災害によって収穫量が激減して、流通量が減ってしまったらどうなるのでしょうか。

昨年は300円で購入できたものが450円になっている事もあります。

供給側が採算を取るためには、最低限設定しなければならない価格というのは、供給量が少なくなってしまうのであれば、当然価格が上がってしまいます。

モノやサービスの生産コストに差が生じます

先程の調味料を考えてみましょう。

醤油一つをとってみても、良質の大豆やその他の材料を用いて、昔ながらの製法で人や時間をかけて提供する場合と、材料の品質を少し落として大量生産を念頭に提供されているものであれば、もちろん、材料の品質を少し落として大量生産で提供された方が販売価格は安くなります。

しかし、それぞれの醤油で調理をすると、実際にどうなるのでしょうか。

同じ料理を各々の醤油を使って同じ調理をしてみると、味は違います。

そのため、醤油を買うお客さんは、その価格の差と味の差を分かった上で買うのです。

予算上、この価格であれば買うが、その場合の味はおそらくこれくらいは引き出せるので、それであれば良いというように、購入者側の満足度を満たす事が出来る価格設定のところで購入します。

利益が販売価格に上乗せされます

これももちろんではありますが、販売者側は商売でモノやサービスを消費者へ提供しているのです。

利益の出ない価格設定では、商売が成り立ちません。

もちろん、消費者の目をこちらに振り向かせて、他の商品を買ってもらうようにする場合や、販売者側の認知度を上げるため等で価格設定をする場合はありますが、商売の基本は、コストプラス利益です。

そして、顧客満足度等を考えながら、販売価格を決めるのです。

安いモノやサービスの裏側には、販売者側の苦労と戦略があります

今はモノやサービスの値段が下がってくる場合が多いです。

インターネットを活用して流通コストを削減して販売価格を抑えたり、今まで培ったノウハウやITを活用して効率化を図って、その分販売価格を低くしたりといった事や、同業他社他社に負けないような供給体制を整える事によってコストを抑えながら、自社の優位性を保つようにする事をしています。

どの販売者も、出来る限り目標利益を確保できるように販売したいのですが、お客様に喜んでもらえるために、日夜頭を悩ませているのです。

次回スーパーに買い物に行かれる際には、その買おうとしている商品の価格がどのように決まっているのかを考えてみてはいかがでしょうか。

記事執筆者

税理士 佐藤充宏
東京都江東区で税理士事務所及びファイナンスコンサルティング会社を経営している佐藤充宏と申します。

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