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毎年末ならではの富岡八幡宮の神事があります
毎年、年末になると、年内にやり残したことがないかを振り返りながら、大掃除や関係者にご挨拶をして、年越しの準備をしますが、年末になると、神事として、いくつか必ずやる事があります。
そして、それは、氏神様によって違いがありますが、その中で、江東区深川にある、富岡八幡宮の場合には、年末には、どのような神事があるのかをお知らせします。
年末の富岡八幡宮参詣は毎年恒例です
年末には、いつもこうして鳥居を前に一礼してから参道を通ります。
鳥居近くには、こうしたのぼりもあります。
境内では、大晦日と正月の準備が進んでいます
参道を通り、境内に入ると、大晦日から出店を開店する業者の方が準備をしています。
椅子や机を持ち込んだり、食材を搬入したりしています。
大晦日の夕方頃から参詣客は増えてくるので、それに間に合わせるようにします。
食事やお酒を提供していたりするので、この期間中は、出店の中で賑やかそうに食事やお酒を頂いている方が多くなります。
手水舎の鳳凰が素晴らしいです
境内に入ると、もちろん、拝殿で拝礼しますが、その前に手水舎で手を清めますが、この手水舎が見事です。
この手水舎は、東京オリンピック・パラリンピックに向けて正面参道入り口を西武する際に合わせておこなわれました。
そして、この手水舎に鎮座する鳳凰が素晴らしく、多くの参詣者がこの鳳凰を写真に収めています。
もちろん、手水舎ですから、鳳凰に見とれるだけでなく、手を清めます。
手を清める際の作法も案内されています。
そして、みくじ所を通り過ぎると、横に新年祈祷受付所が設置されています。
古い御札を納めます
正月に、富岡八幡宮で参詣して、その際にお祓いをしてもらうと、お祓いの後に、自社又は自分の名前が書かれた御札を頂いたり、宮内の売店で、お守りや御神札を買うと、御神札であれば、神棚に祀り、お守りであれば、かばんやバッグに入れてお持ちある事になります。
ところで、その御神札やお守りは今後もずっと使い続けるのでしょうか。
その場合は、毎年御神札やお守りが増えていく一方になります。
そこで、通常は、毎年末にその御神札やお守りを頂いた氏神に納めます。
そして、その納めるタイミングがあります。
年明けに初詣の際に納める方もいますが、年末には納められるようになっています。
富岡八幡宮では、このように、古い御札を納める場所の案内がされています。
そして、その場所に行くと、神主さんがいらして、古い御神札を納めて、御賽銭を入れると、その場でお祓いをして下さります。
お祓いをして下さるのは、日時が決まっているようなので、短時間ですが、お祓いをしてほしい方は、事前に確認をされる事をおすすめします。
また、納める場所の近くには、横綱力士碑があり、この力士碑には、歴代横綱が刻印されています。
形代を納めます
ご存知のない方もいらっしゃるようですが、形代というものがあります。
この形代は、富岡八幡宮では、毎年6月と12月の末日に、大祓式というのを行なう事になっています。
6月の大祓式とは作法が異なりますが、年末にこの形代を納めるのは、形代に罪穢れを受け取って頂いて、富岡八幡宮でお祓いをして頂くからです。
なお、この形代は、拝殿の賽銭箱近くに置いてあるので、そこから必要な枚数を持って行きましょう。
そして、年末には、この形代を頂いて、氏名と年齢を書き、三度全身を撫でて、三度息を吹きかけて、神社に納める事になっています。
年末は、31日の午前中までに形代を納めましょう
ところで、この形代はいつまでに納めれば良いのかというと、年末に大祓式が執り行われるため、31日には納めなければなりませんが、その大祓い式は当日の午後三時に行われるため、神社の方に確認すると、31日の午前中までに納めて下さいとのとの事でした。
ちなみに、形代を納めるのは、拝殿の受付のところになります。
そのため、形代を納める日から逆算して、形代を受け取る日を決めて形代に穢れを受け取って頂きたい方に渡すようにしましょう。
なお、この大祓式の後には、除夜祭というのが行われるそうです。
年末の神事は大切な行事です
各々の氏神毎に、その神事が決まっています。
富岡八幡宮の場合には、年末には、御神札や形代を納めるのが神事の一つとなっています。
氏神様は一緒でも、世帯や会社によって年末の過ごし方はもちろん異なりますが、せっかくの神事ですので、まだされた事のない方は、御神札や形代を納めてみてはいかがでしょうか。
東京都江東区富岡 1-20-3
03-3642-1315