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東京都江東区の木場公園近くにある、東京都現代美術館のリニューアルオープン初日に行ってきました
日本国内には、たくさんの美術館があり、それぞれのポリシーで素晴らしい芸術作品を展示していたり、
美術に触れあえるようなイベントを開催しています。
日本各地に素敵な美術館があり、多くの来館客を惹きつけてやまないです。
そして、東京都内にも数ある美術館の中で、江東区内にある美術館で有名なのが、この東京都現代美術館なのです。
外国人の方の間では、「 MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO」という名称で親しまれています。
こちらは、美術品の展示や販売、美術図書の閲覧やカフェ・レストランがあり、多くの来館者が訪れている美術館ですが、
リニューアルオープンのため、期間限定で閉館となっていましたが、この度、
2019年3月29日に待ちに待ったリニューアルオープンに至りました。
開業中は、来館客で美術館界隈は賑わいをみせます
東京都現代美術館は、江東区内はもちろんですが、来館客で、電車の最寄り駅から美術館までは多くの人が行き来をします。
最寄り駅は、3つあります。
一つ目は、都営大江戸線または半蔵門線清澄白河駅であり、こちらからは、駅より歩いて10分くらいです。
二つ目は、都営新宿線菊川駅であり、駅から歩いて15分くらいです。
三つめは、東西線木場駅であり、こちらも駅から歩いて15分くらいのところにあります。
都営バスであれば、東京都現代美術館前で下車して頂ければすぐです。
多くの方が電車を利用しますが、特に清澄白河駅からお越しの方は、美術館までの途中に色々なお店があるので、
少し歩く時間が長くても持て余すことはなく、皆さん楽しみながら来館しています。
途中にある、江戸資料館通り界隈には、いくつもの見所があります。
最初は、深川江戸資料館です。
こちらは、江戸時代に関する資料等の展示がされていたり、区民の集会の場が提供されています。
毎年開催される「かかしコンクール」の表彰会場であったり、色々な催し物が開催されていて、
特に週末は多くの来館客が訪れています。
そして、私も大好きな美味しい豆腐店があったり、ケーキ屋や居酒屋やカレー店・和食店といった飲食店だけでなく、
趣のある花屋や本屋などもあります。
東京都現代美術館へ足を運ぶ前に、この資料館通りの気になる店を訪れる方も多くいらっしゃいます。
そのため、東京都現代美術館の開業中は、来館者で界隈の通りが賑わい、色々な業態のお店もいつも以上に活気づきます。
リニューアルオープン初日は無料入場デーでした
そして、界隈でも待ちに待ったオープンですので、私は、待ちきれず初日に行ってまいりました。
ところで、初日は、無料入場出来るのを当日知りました。
芸術性の高い美術品を無料で観覧出来るのは嬉しいです。
なお、今回の開催期間中のテーマは、
「百年の編み手たち-流動する日本の近現代美術-」
です。
テーマの概要は、
1910年代から現在までの百年にわたる日本の美術について、編集的な視点で新旧の表現を捉えて独自の創作を展開した
編み手である作家たちの実践として、東京都現代美術館のコレクションを核に再考したとの事です。
芸術をあまり熟知していない私にとっては、この素晴らしい作品を堪能できるのか気になっていましたが、
作品の良さを知ることが出来るものもあり、楽しむ事が出来ました。
写真撮影可能な展示エリアもありました
ちなみに、ここ数年はSNSの普及もあり、こうした美術品の写真撮影は、一部の場所では許可されていて、
映像におさめている人が多くいました。
美術品も堪能できましたが、せっかくなので、展示場所以外の館内を見学してきました。
入り口付近は天井が高く、開放感があります。
館内の設計によるからだと思いますが、来館者が大勢いても、その声が響き渡ってうるさく感じる事もなく、
来館者数の割には静かな雰囲気がしています。
芸術を愛でるのであれば、心を落ち着かせてみたいですので、こうした落ち着いた空間であれば、
ゆっくり館内を回る事が出来ます。
こちらのブログでのオリジナル視点
館内を見学するにあたり、このブログならではのオリジナルのポイントをご案内します。
それが、
「興味のある館内スポットは、美術館スタッフの方へ質問しながら見学する」
という事です。
美術というのは、芸術性の高い分野であり、心や感性に訴えかけるものをそのまま取り入れるということも必要ですが、
その美術のバックグラウンドや、その美術の持つ意味を知る事により、より理解が深まり、
その美術を展示している美術館も楽しめるのです。
そのため、展示されている作品で興味のある点や不明な点がありましたら、遠慮なくスタッフの方に質問しましょう。
もちろん、スタッフの方がすべて回答してくれるのは、難しいですが、その場で回答してくれなくても、
他のスタッフの方が回答してくれたり、その他の美術館関係者が回答してくれる場合があります。
知りたいと思ったことは、せっかくの機会なので、周囲の方に質問して、スッキリするようにしましょう。
また、リニューアルオープン初日が平日だったこともあり、館内は満員にはなっておらず、落ち着いた雰囲気なので、
リラックスして展示品を見ることができたので、色々な気付きを得ることも出来ました。
素敵なレストランなどの館内施設があります
ところで、地下1階には、
店名が「100本のスプーン」というレストランがあります。
こちらは、営業時間の終了時刻は比較的早いです。
二子玉川やあざみ野にも同系列のお店がありますが、どのお店も、家族連れで気兼ねなく食事が出来る場所となっているので、
この現代美術館内のお店もこれからたくさんの方に愛されるお店になるはずです。
リニューアル前もたまにこちらのレストランを利用していたのですが、落ち着いた雰囲気で美味しい料理を頂けたので、
後日、時間を取って食事をしたいと思います。
また、美術書の閲覧スペースもあります。
このスペースに入館する際には、手荷物をコインロッカーに預けるのですが、
コインの投入は内側からするようになっているのです。
コインロッカーのデザイン性も追求したからなのでしょうか。
このようなタイプは初めてです。
見た目もスッキリしていて、センスの高さを感じさせてくれます。
普通は、館内の展示品についつい目がいってしまいますが、こうしてちょっとした箇所に秀逸な配慮がされているのが
分かります。
館内の中庭にも出られるようになっていますが、この中庭の階段を上がると、2階にはカフェがあります。
店名は、「二階のサンドイッチ」
こちらもリニューアル前からありましたが、店内の雰囲気も変わり、取り扱っているメニューも様変わりしました。
サンドイッチをメインにした、比較的軽食のメニューを頂く事が出来ます。
当日は、軽食と飲み物を注文しようと思いましたが、あいにく、店内が混んでいたので、今回は諦めます。
以前と比べて、寛ぎやすい雰囲気で、来館者が休憩出来るようなスペースが増えたような印象があります。
こども達が楽しめる展示物もあります
そして、家族連れの場合には、こうした美術鑑賞だと、こども達が退屈になりがちですが、そんなときには、こちらも以前から引き続き利用できます。
名前はわかりませんが、芸術作品であり、時間限定でこの作品内に入って楽しむ事が出来ます。
螺旋階段式になっていて、作品内を上り下り出来るようになっています。
利用時間中は、親子で楽しそうに駆け回っている姿も見ることが出来ます。
芸術に興味のある方だけでなく、気軽に美術に触れてみたい方でも楽しめる美術館となっています。
また、期間限定でのスタンプラリーがあります。
こちらは、館内の特定の場所にスタンプポイントがあり、そのスタンプを全部集めると、景品がもらえます。
美術館すぐそばに広い敷地面積を誇る木場公園があります
館内の隣には、江東区木場公園があります。
この公園は、この美術館から地下鉄木場駅近くまでの距離がある大きな公園です。
四季の移り変わりに応じて、公園内の樹々や草花も変わり、一年中植物を楽しめるようになっています。
そして、私もよく走りますが、マラソンコースとしても整備されているので、特に週末は多くのランナーが
気持ちよさそうに公園内を走っています。
また、遊び盛りの子ども達も楽しめるように、遊具が設置されている場所が二つあり、滑り台やブランコ、そして、
アスレチックも楽しめるようになっています。
この現代美術館を訪れた後は、この木場公園を散策しながら、木場駅まで行く人達も多いです。
これから暖かくなる季節には、是非現代美術館への来館をおすすめします
春の陽気に誘われて、外へ足が向く時期になります。
素晴らしい芸術品が展示されている美術館を楽しむだけでなく、その道すがらのお店も楽しみ、そして、
近くの公園で春を味わうという、これらの事を一日で出来る場所はなかなかありません。
是非、一度東京都現代美術館へお越し下さい。
東京都江東区三好4-1-1(木場公園内)
03-5245-4111