江東区豊洲から住吉の間の地下鉄の延伸構想があります。
江東区ではいくつかの地下鉄が運行していますが、時間帯によっては電車内が混雑します。
また、江東区内では地下鉄が運行していないところもあるため、その場合には、公共交通機関としては都バスを利用したりしていますが、
こうした運行していないエリアに地下鉄が運航することになると、より一層利便性が増します。
そこで、江東区内での交通の利便性の向上や、東京臨海部へのアクセス向上、地下鉄等の混雑緩和などのため、
東京8号線の豊洲から北地区への延伸構想が以前発表されました。
目次
東京8号線の延伸区間
豊洲~住吉
豊洲はゆりかもめ地下鉄有楽町線、住吉は地下鉄半蔵門線や都営新宿線が運行しています。
しかし、豊洲から住吉に行く場合には地下鉄ではいくつかの乗り換えが必要となり、また時間もかかります。
この豊洲から住吉間の交通利便性が増せば、周辺地域の大手町、お台場や錦糸町・東陽町といった、人の流れや商流が比較的多い地域へのアクセスが便利になり、
経済の活性化にもつながり、また社会生活の利便性にも繋がります。
なお、現時点の構想での豊洲から住吉間の中間駅には、
東陽町駅
豊洲から東陽町間で1駅
東陽町から豊洲間で1駅
が候補として上がっているようです。
もちろん、実際の整備にあたっては、コストやその他の課題がクリアになって初めて駅が設置されるので、現時点では未定となっていますが、
例えば、東陽町駅に8号線が発着できるのであれば、東陽町界隈のビジネス環境や商業施設の整備、マンションなどの住環境再開発が行われる可能性もあり、
社会経済の活性化が期待できます。
延伸構想の現状
この構想はもちろん江東区だけではなく、東京都や所管官庁、地下鉄運営主体の東京メトロなどの多くの関係者が連携して実施されるため、
実現までには長期間を要することとなります。
なお、現在では、東京都が令和4年度予算案概要において地下鉄8号線延伸の予算を計上し、
東京メトロでは地下鉄8号線延伸の鉄道事業許可を国土交通大臣に申請しています。
地下鉄8号線沿線まちづくり構想策定支援業務委託に係る公募型プロポーザルの実施について
2月21日付けで江東区から地下鉄8号線沿線のまちづくり構想策定にあたっての公募型プロポーザル方式による業務委託契約候補事業者の選定の案内が公開されました。
江東区の発展に最大限に結びつけるために、地下鉄8号線延伸を見据えたまちづくりを進めていくにあたっての知識や経験・技術を有する事業者からの提案を求めるものです。
詳細は江東区ホームページに公開されています。
まとめ
豊洲から住吉間の地下鉄8号線延伸構想は江東区や東京都東京メトロ所管官庁などが連携して実現に向けて動き出しています。
現状や今後の動向は江東区ホームページ等で確認することができますので是非ご覧ください。