先日、令和4年度予算が決定しました。
これに伴い、各省庁が要望として提出していたものの予算につき承認されたものが実行される事になります。
ところで、一方で、令和3年度補正予算として組まれているもので、事業者の中で注目を集めているのが、
事業復活支援金
です。
目次
事業復活支援金の現時点での概要
経済産業省のホームページで事業復活支援金についての案内が掲載されています。
そして、12月24日版という事で、事業復活支援金のチラシが掲載されています。
そこで、現時点での事業復活支援金の概要等についてご案内します。
概要
新型コロナウイルスの影響を受けた一定の事業者に対して、「地域・業種」を限定しない形で、来年3月までの見通しを立てられるように、
「事業規模に応じた」給付金を支給する制度です。
今までの給付金は、事業規模によらずに一律に支給するものがありましたが、この事業復活支援金は、
事業規模に応じて、
地域・業種を問わず
一定要件に該当した場合に支給されます。
対象となる事業者
新型コロナウイルスの影響で、次の内容で売上高が減少した、「中堅・中小・小規模事業者とフリーランスを含む個人事業主」
2021年11月から2022年3月までのいずれかの月の売上高が、
2018年11月から2021年3月までの間の「任意の月の同じ月の売上高」と比較して、
50%以上
又は
30%から50%
減少
給付額の上限
次の条件で給付金額の上限が決まっています。
なお、実際の給付額は、一定の算出式により決まります。
※法人の年間売上高については、基準月(2018年11月~2021年3月の間で売上高の比較に用いた月)を含む事業年度の年間売上高によります。
1.個人
(1)売上高が50%以上減少
50万円
(2)売上高が30%から50%減少
30万円
2.法人
(1)売上高が50%以上減少
①年間売上高1億円以下
100万円
②年間売上高1億円から5億円
150万円
③年間売上高5億円超
250万円
(2)売上高が30%から50%減少
①年間売上高1億円以下
60万円
②年間売上高1億円から5億円
90万円
③年間売上高5億円超
150万円
開始時期について
所要の準備を経て、申請受付開始予定
との事です。
まとめ
事業復活支援金の12月24日時点での概要が公開されています。
今後、開始時期や申請要件等の詳細が公表される予定ですので、申請を検討されている事業者の方は、最新の情報を確認しましょう。