簿記の勉強をしていると、なかなか取引がイメージ出来なかったり、勘定科目が分からない事があります。
最初はなんとなく理解できていても、勉強が進むにつれて難しくなったり、又は、以前の勉強内容と混同したりといったように、思うように勉強のペースが上がりません。
そうなってくると、モチベーションも下がり、勉強の進捗が止まってしまう事もあります。
しかし、そのような事はよくあります。
初めての事を学ぶわけですから、理解するのに時間がかかる事もあります。
ところで、そのような時にはどのようにしたら良いのかという事について、今回はご案内致します。
簿記は五感を使って勉強します
例えば、英語の勉強をしていて、英単語を覚えたい時があるとします。
apple
という単語を覚えるのであれば、
日本語を英語に訳するという事で、
りんごは、アップル。
と考えて、
発音を覚えながら、
エーピーピーエルイー
というスペルをおさえます。
その時には、経験上からは、
発音をする
書く
という作業を繰り返します。
すると、
口を使う
耳を使う
手指を使う
という感覚を用います。
すると、おそらく、脳の中で、カラダのいくつかの感覚を活用して学ぶと、appleというワードの発音やスペルがカラダに記憶されます。
そして、使える五感をできるだけ活用すればするほど、進捗度も上がり、記憶の定着率も上がります。
この勉強法を簿記にも試してみるのです。
商品を掛けで11,000円売り上げたのであれば、(三分法の場合)
借方:売掛金11,000 貸方:売上11,000
となります。
これを言葉にして、
「かりかたうりかけきんいちまんせんえん、かしかたうりあげいちまんせんえん」
と声に出しながら、
実際の仕訳を書きます。
反復回数は難易度や優先順位があるので、人によって異なりますが、覚えられるという事は、理解度が上がってきている証拠でもあります。
すると、
モノやサービスを掛けで売ると、
売掛金という債権が増えるときは借方
売上という収益が増えるときは貸方
という事が分かり、
簿記の最初の勉強で、
貸借対照表上で、
資産が増えるときは借方
負債・資本が増えるときは貸方
損益計算書上で、
収益が増えるときは貸方
仕入や費用・損失が増えるときは借方
で基本的に計上されるのを学ぶのと、先程の商品を掛けで11,000円売り上げた取引とがカラダの中でシンクロ(同調)します。
人によっての理解度の違いはあると思いますが、使える五感をフル活用する事が、勉強のコツです。
まとめ
簿記の勉強は他の分野の勉強とも共通してします。
使える五感をフル活用して反復継続する事により、カラダで覚えられる場合が多いので、是非実践してみましょう。