江東区の税理士     経営アドバイザー

佐藤充宏 江東区で税理士事務所・ファイナンスコンサルティング会社を経営しています。

約束を守る人と守れない人

約束を守る人と守れない人

人には誰もが事情というものがあります。

やむにやまれぬ事情、突発的な事情、事態の急変、人為的なミス、環境の激変等、自分ではどうする事も出来ない事情があります。

また、色々な事情で当初のスケジュール通りに進まない事もあります。

そして、仕事が思うように進まないという事は、相手との約束を守れない場合があるという事があります。

相手との約束は信頼関係の証

約束をするという事は、相手が自分との関係性を認めてくれているという事になります。

相手との共同行為を行なう事や、相手に期限までに完了して頂く、又は、自分が相手に対して納期や品質を遵守するといった事があります。

相手と自分との間で約束を結ぶというのは、相手が自分を理解し、そして、認めてくれるからこそです。

しかし、その約束をもし何回も守れない状況になったら、お互いの関係性はどうなるのでしょうか。

約束を守るからこそ信頼関係は強く築かれます

約束を常日頃から守る人は多くの人から信頼されます。

指示された業務を期限までにきちんと完了して報告してくれる。

資料やデータの手配を納期までに漏れなく提出してくれる。

待ち合わせの時間に遅れる事がない。

約束を守る人は信頼され、今まで以上のステージが用意されている事もあります

よりレベルの高い業務をしてもらう。

よりタイトな納期に対応してもらう。

この人なら出来る、この人に是非やってもらいたいと思う事があります。

そして、その要求をするに見合った報酬やステージが用意される事も多くあります。

約束を守ってくれる人には「信頼」が与えられます。

約束を守る人と守れない人

冒頭で、突発的な事情や環境の激変等について書きましたが、約束を100%守るというのは極めて難しいです。

しかし、守れる約束というのは必ずあります。

例えば、

毎年作成している資料やデータを約束通りに提出する。

といった事は、事前準備もしやすく、また、相手との約束を守る上では難易度が高くない場合があります。

しかし、もしこれらの提出が遅れてしまったらどうなるでしょうか。

提出を依頼した相手にしてみると、その資料やデータを活用して次のプロセスに着手しようと思っていたスケジュールが崩れてしまいます。

日程を後倒しにしたり、場合によっては、それらを活用しての業務をキャンセルしないといけません。

提出する側としては、ついうっかり忘れていたり、次の日の提出でも大丈夫だろうと思っていたとしても、提出される相手側にしてみれば、きちんとその後のスケジュールを伝えたのに、納期より一日後に提出されてしまったら、その分のリカバリーをしなければなりません。

そして、リカバリーする側は遅れた相手に対してどのような感情を抱くでしょうか。

「初回の遅れだからしょうがない」

「誰でも完璧な人はいない」

と思う人もいれば、

「繁忙時ではないのを確認したのに、負担の少ない業務の完了期限が守れないのか」

「せっかくチャンスを掴んでほしいと思ったのに、これでは次のチャンスを与えるのは当分先になってしまう」

「今後は一緒に仕事をする機会はないな」

と思う人もいます。

これに対して、きちんと約束を守った人はどうでしょうか。

「毎回納期を守ってくれるから、次の仕事も是非依頼したい」

「約束を守ってくれる人だから、安心して他の会社にも紹介できる」

と思います。

信頼関係の築き方

信頼関係を築く事は大変です。

お互いの約束を守り、相手の要求以上の事に応える事により、相手から信頼され、そして、尊敬されます。

約束を守る事を何回も繰り返す事によって、やっと信頼関係が築けます。

そして、そこまでして築いた信頼関係だからこそ、相手との絆が深まるのです。

一方、約束を守る事が出来なかった場合はどうでしょうか。

もちろん、信頼関係をなかなか築く事は出来ないどころか、相手との繋がりが絶たれたり、その事が周囲にも広がって、自分を認めてくれる人が少なくなるかもしれません。

約束を守らなかった人以上に、約束を守ってもらえなかった人の方が悔しい思いをしている事が多いのです。

信頼関係を築くのは長く時間がかかりますが、その信頼関係が崩れるのはあっという間です。

まとめ

約束にも難易度がありますが、一度決めた約束はきちんと守り、もし、守れない事情が生じたときは、速やかに相手に伝える必要があります。

守れない約束はしないのはもちろんですが、約束を結んだ相手の事を思いやり、そして、約束を守った上で、相手の期待値を上回る事をしましょう。

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