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最初は成功確率はゼロパーセントから始まります
どんな事でも、経験がなく、実績もないものに対して初めて挑戦する事には、誰も成功を保証してくれません。
つまり、成功する確率はその時点ではゼロパーセントです。
そして、ゼロパーセントの事に対しては、誰もチャレンジしたくありません。
しかし、チャレンジすれば、成功への道が開けてくるかもしれません。
実行するタイミングでも、成功確率が100パーセント保証されているわけでもありません
チャレンジしたい事であれば、その成功確率をどのように上げていくのかを考えていく必要があります。
資金が必要であれば、調達方法を考える。
人手が必要であれば、協力してくれる人を見つける。
どのように進めたら良いのかが決まっていないのであれば、計画を立てる。
やみくもに動き出しても、成功はしません。
成功するためのプロセスを踏むからこそ、成功に一歩ずつ近づくのです。
しかし、成功が100パーセント保証されたチャレンジはありません。
外部環境の変化等によって予期せぬ事態や、急変するようなアクシデントが発生するかもしれません。
しかも、新しい事にチャレンジするのであれば、チャレンジして初めて見えてくるものもたくさんあります。
そのような時に、
「まだ成功確率が100パーセントまで達成していないと思うから、今はまだやめておこう」
と思ったら、どうなるでしょうか。
今の時代は、日々新たな商品やサービスが誕生し、それをマーケットに提供しやすくなっています。
自社が新商品や新サービスをマーケットに提供しようと思っても、既に競合がいる事もあります。
そのような中で、自社の最初の一歩が踏み出せない間に他者が先んじて踏み込んでいたらどうなるでしょうか。
あっという間にそのマーケットが盛り上がって成熟し、自社が入る時には、既に参入の余地が少なくなっているかもしれません。
その時に、
「あの時にもっと早く始めていればよかった」
と思っても、時すでに遅しです。
そのような場合に、競合他社も成功確率が100パーセントで実行に移したのでしょうか。
きっと、100パーセントではなかったはずです。
でも、100パーセントでなくても、自社とは大きな違いがあったからこそ、競合他社は成功するのです。
前進しながら成功確率を上げる
新商品や新サービスを販売するという事は、そもそも目の前にたくさんのハードルがあります。
販売できるマーケットの創出
商売として成立できるような販売価格の設定と販売数量
競合他社の参入
販売してからのマーケットの成熟期間とその後の対策
売上を確保するという事は、買ってくれる顧客がいるからこそ成立するのです。
しかし、それを誰が買ってくれるのかを正確に見極める事など到底できません。
支払いは、固定費はもちろんですが、変動費もたいてい見込めます。
これは、自社の行動や判断によって、支払額を把握しやすいからです。
一方、不確実性を伴う売上については、保証されていません。
そのため、100パーセント売れるという事が分かってから販売するのは大変であり、その成功確率がそれだけ上がる頃には、マーケットが創出されているはずです。
このような場合には、どのようにしたら良いのかというと、
成功確率が100パーセントでなくても、実行しながら成功確率を上げるようにする
という事です。
実行前にあれこれ議論しても、実行しなければ気付かない事が多くあります。
実行してみて、見えない課題や修正点が出てきたら、それを「実行しながら」解決するのです。
そうすれば、その解決した分だけ、成功確率は上がります。
しかし、見えない課題等に実行前から取り組んだとしても、その課題を実行前に見つけるのが出来ない事もあります。
もちろん、その課題を事前に解消しておかないと、多額の資金ロスになるのであれば、先に解消しておかないといけませんが、重要性の低い課題に対して長時間悩んでいても、その分だけ時間はロスしてしまいます。
成功確率が100パーセントでなくても、実行に移すタイミングを見極めて、速やかに実行するのです。
そして、
前進しながら成功確率を上げるのです。
チャレンジする習慣をつけましょう
新しい事にチャレンジしても、誰もが成功を保証してくれません。
成功するには、自ら成功までのプロセスを進むだけです。
もちろん、成功までの道のりは厳しく、そして、成功しない事もあります。
優先順位やリスクを考えてチャレンジしなければなりませんが、チャレンジしたからこそ見えてくる事もあり、失敗から学ぶ事もたくさんあります。
それは、ノウハウや実績となり、次のチャレンジに活かす事も出来ますが、チャレンジしない事には見えてきません。
チャレンジした人にしか手に入らないものがあります。
チャレンジを繰り返す習慣をつけ、成功を掴み取りましょう。