昭和の頃から、江東区清澄白河にて暖簾を掲げて界隈のお客さんの舌を楽しませてくれている名店がありました。
「季節料理きよ洲」
です。
こちらのお店にお邪魔するようになったのは、平成の頃からでした。
大将と女将さんがお出迎えをしてくれ、美味しい料理と酒を提供して下さいました。
多くのファンがいて、寛げる店内では、いつも皆さんは舌鼓を打っていました。
しかし、残念なことに、この令和2年7月31日をもって、「季節料理きよ洲」は閉店する事となってしまいました。
目次
名店ならではの味付けと確かな料理人の腕にファンが集まってきました
「季節料理きよ洲」は、半蔵門線又は都営大江戸線の清澄白河駅より徒歩5分くらいのところにあります。
清澄通りと清州橋通りの交差点から裏路地に入ったところの閑静な一画にあり、周囲には、相撲部屋がいくつもあります。
尾車部屋
錣山部屋
大嶽部屋
その他にもいくつかあり、界隈を歩いていると、力士さんを見かける事もあります。
暖簾をくぐるのがいつも楽しみでした
入口の前に来ると、当日のおススメのメニューが書いてあり、今夜はどれを頂こうかと考えながら入店していました。
その楽しみを今後は味わえないと思うと、本当に寂しいです。
そこで、今回は、名店「季節料理きよ洲」で今まで頂いた料理と酒の写真を投稿させて頂きます。
まずは瓶ビール
最初は生ビールという事が多いと思いますが、カウンターに座らせて頂いた時には、瓶ビールを注文します。
女将さんが最初の一杯を注いで下さいますが、私の方で大将にも注ぎます。
そして、最初のビールを流し込むのが習慣でした。
その後は、店内のメニューを見ながら、最初の一品、次の一品といったように順番を考えながら、酒は何にした方が良いのかを頭の中で考えます。
突き出しで一品提供されますが、
とある日の突き出しはこちらです。
最初の料理は刺身です
最初に注文するのが、刺身です。
烏賊
盛り合わせ
鰹、鮪、鯛、鯵
2品目からはその日のメニューによって食べたいものを頂きます
店内のメニューには、こうして短冊に書かれるものも一部あります。
旬の料理があり、そして、味付けも濃過ぎず、程良いので、塩分や糖分の取りすぎに気を使わないで、安心して注文できます。
とある日の料理はこちらです。
ポテトサラダ
カラダに優しくて美味しいです。
太刀魚の塩焼き
身が柔らかく、ふっくらとして、美味しいです。
こちらのお店は、焼き物料理も定評があり、程良い焼き加減で、素材の味を楽しむ事が出来ます。
鮎の塩焼き
鮎の風味が感じられて美味しいです。
多くのお客さんが注文するので、タイミングが合わないと、品切れになっている事もあります。
一品一品が美味しいので、いつもどれを頼んだら良いのか迷ってしまいます。
加茂茄子の田楽
毎年楽しみにしているものの一つに茄子の田楽があります。
こちらでは加茂茄子で提供してくれ、茄子はもちろんですが、味噌やその他の具材の塩梅も抜群で適度に焼かれて提供されると、その香ばしさも味わえ、酒が進みます。
河豚のひれ酒
日本酒も色々な種類がおかれていますが、よく頂いていたのが、河豚のひれ酒です。
このように、蓋をしてマッチも用意してくれます。
そして、マッチの火をつけて、蓋をほんの少し開けてひれ酒に火を入れるのですが、ひれ酒独特の香りも楽しめます。
たいていは、継ぎ酒をして、もう一杯ひれ酒を頂きます。
絶品料理との相性が抜群なので、酒もついつい進んでしまいます。
冷酒
冷酒も季節や料理に合わせて頂きます。
寛げる雰囲気でこうして美味しい料理と酒を頂けるのは本当に嬉しかったです。
「季節料理きよ洲」は多くのファンの心に残る名店でした
令和2年7月31日をもって名店「季節料理きよ洲」は閉店してしまいました。
確かな料理人の腕を持つ大将と、その大将を支える女将さんには、こうしてお店でお会いする事が出来なくなりましたが、その料理と酒の味、そして、
名店の雰囲気はたくさんのファンの心に残っています。
大将と女将さんには、心からの御礼と、そして、長い間本当にお疲れさまでしたとの気持ちで、文末を締めたいと思います。
今まで本当にありがとうございました。
そして、長い間本当にお疲れさまでした。
「季節料理きよ洲」
東京都江東区清澄2-11-15