江東区の税理士     経営アドバイザー

佐藤充宏 江東区で税理士事務所・ファイナンスコンサルティング会社を経営しています。

給与が増えても手元にお金が残らない理由があります。今回はその理由の一つをおしらせします。

給与が増えても手元にお金が残らない理由があります。今回はその理由の一つをおしらせします。

昇進をして給与が増えたり、新規で大型案件を受注して売上が増えて給与が増えれば、手元に残るお金も増える筈ですが、実際にはそんなに増えず、又は、逆に減ってしまうことがありますが、それはなぜでしょうか。

 

せっかく頑張って給与が増えたのに、手元にお金が残らないのでは、モチベーションも上りません。

 

うまくいかないのであれば、うまくいかない理由があります。

 

今回はその理由の一つをご案内します。

 

それは、意識が変わり、一つ上、少し上の消費(又は浪費)をするようになるからです。

 

収入が増えると、それに応じた生活をしたくなります。

 

スーパーで肉を買うにしても、いつもより高い肉を買って、いつもより美味しい料理を頂いたり、

 

普段はあまり外食をしないけれども、料金の高いお店を予約して、美味しいコース料理を堪能したり、

 

いつもより旅行の回数を増やして、各地の観光をしたり、

 

そのような生活をすれば、どのようになるでしょうか。

 

 

例えば、賞与などの固定給与以外がなく、毎月の給与が50万円のところ、60万円になった場合を例に考えてみます。

 

年間給与が600万円のところ、720万円になります。

 

社会保険料や税金などで差し引かれるものがないと仮定した場合、給与は1.2倍になります。

 

しかし、そのうちの0.2倍相当の昇給額100万円以上を使ってしまったら、どうなってしまうのでしょうか。

 

スーパーでいつも買う肉が300円のところ400円の肉を買っていれば、当初給与の1.2倍以上の出費となります。

 

国内旅行は、いつもひとりあたり3万円でのパッケージ旅行のところ、5万円での旅行プランに切り替えれば、こちらも、当初給与の1.2倍以上の出費になります。

 

「いままで我慢してきたんだから、少しぐらい自分達にご褒美をあげたい」

 

もちろん、モチベーションを上げて、より一層頑張る糧にすれば良いのですが、このような生活を毎日続けていればどうなるのでしょうか。

 

収入が増えた以上のレベルでの出費を続けていれば、必ず、今まで以上にお金が残らなくなってしまいます。

 

これは、どんどん収入が増えた場合にもあてはまるのです。

 

収入が増えれば、自分のステータスを上げて、ステータスの高い人と付き合い、更に収入を増やして、その相乗効果を出すという考えもありますが、そのような事が実際に出来る人は数少ないです。

 

意思を強く持って、そのように行動する事も大切ですが、将来計画を設計するにあたり、お金をどれだけ手元に残して、どれだけ有効的に投資をするのかを考えなければなりません。

 

増えた収入以上に出費をしていれば、必ず手元のキャッシュは減るのです。

 

これから消費税も増税となります。

 

家計の負担を考えた時、今までの収支と現在の収支の比較をして、これからの生活に活かしてみてはいかがでしょうか。

 

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