目次
はじめに
金融機関からのプロパー融資ではなく、信用保証協会の保証付き融資を申し込む事業者が、
信用保証に関する話を聞く際に、
団信
という要望を耳にすることがありますがこれはどのような内容なのでしょうか。
保証協会団体信用生命保険
内容
信用保証協会からの債務保証を伴って融資を受けた債務者(※)が、その債務を全額返済しないうちに、
死亡もしくは所定の高度障害
という不測の事態に陥った場合に一定要件のもとで適用される保険制度であり、
事業の維持安定を図るとともに、ご家族の安心を図ります。
※債務者が法人の場合は、その業務執行につき代表権を有する連帯保証人。
仕組み
一般社団法人全国信用保証協会連合会が生命保険会社から保険金を受け取ります。
↓
受け取った保険金をもとに金融機関に対する債務を弁済します。
特約料の支払い
保証協会団信に加入するにあたっては、
特約料(年払い)の支払いが必要です。
特約料の金額は、毎年1回の支払い時の融資残高に基づき所定の方法により計算されます。
保証協会団信での「保険料」と「特約料」について
保証協会団信制度では、次のように使い分けが行われます。
保険料:団体信用生命保険の契約者である一般社団法人全国信用保証協会連合会(以下「連合会」)が
生命保険会社に対して支払うもの。
特約料:個々の加入者が連合会に対して支払うものであり、死亡もしくは所定の高度障がい状態の場合に、
加入者に代わって連合会が債務の弁済をすることの対価として支払いをするもの。
その他
1.加入資格及び加入の手続き等の詳細については、信用保証協会ホームページに掲載されていますので、
詳細を事前にご確認下さい。
2.一定事由に該当する場合には、保険金が支払われないことがあります。
まとめ
「保証協会団信」とは、保証協会団体信用生命保険の事であり、
信用保証協会からの債務保証を伴って融資を受けた債務者が、その債務を全額返済しないうちに、
死亡もしくは所定の高度障害
という不測の事態に陥った場合に一定要件のもとで適用される保険制度です。
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