先日こちらのブログでも紹介しましたが、消費税のいわゆるインボイス制度での適格請求書発行事業者の公表情報のダウンロードが、
国税庁の適格請求書発行事業者公表サイトで令和4年9月22日から停止となっていました。
テキスト形式でのその公開内容は次のとおりです。
ダウンロードページの一時閉鎖について
ダウンロードページの一時閉鎖について
「公表情報ダウンロード」機能に関するお知らせです。全件データ及び差分データについて、一時的に提供を見合わせているため、以下のとおり、一部ページを閉鎖しております。
期 間: 令和4年9月22日から当面の間(別途お知らせします)
対象ページ: 公表情報ダウンロード > 全件データのダウンロード
公表情報ダウンロード > 差分データのダウンロード「公表情報ダウンロード」機能をご利用の皆さまには、ご不便をおかけして申し訳ございませんが、ご理解とご協力の程お願い申し上げます。
なお、「登録番号による検索機能」及び「適格請求書発行事業者公表システムWeb-API機能」は、通常どおりご利用いただけます。
これは、サイト上に個人情報が公開されている部分がありましたが、全ての適格請求書発行事業者の公表情報がダウンロードできるため、
個人情報もダウンロードできることとなってしまいます。
そのため、ダウンロードページを一時閉鎖し、国税庁ではその対応をしていましたが、9月26日月曜日から次の通り再開されることになりました。
全件データファイルの提供再開
令和4年9月26日から、データダウンロードが再開となりました。
そして、この度個人情報の取扱いについて次のとおりとなりました。
令和4年9月26日から個人の全件データファイルに限り、次の10項目の値を削除しております。
1.本店又は主たる事務所の所在地(公表申出)
2.本店又は主たる事務所の所在地都道府県コード(公表申出)
3.本店又は主たる事務所の所在地市区町村コード(公表申出)
4.日本語(カナ)
5.氏名又は名称
6.国内において行う資産の譲渡等に係る事務所、事業所その他これらに準ずるものの所在地
7.国内において行う資産の譲渡等に係る事務所、事業所その他これらに準ずるものの所在地都道府県コード
8.国内において行う資産の譲渡等に係る事務所、事業所その他これらに準ずるものの所在地市区町村コード
9.主たる屋号
10.通称・旧姓
以前は上述の情報が誰でもダウンロードできる状態になっていましたが、令和4年9月26日からは上述の項目が削除された上でダウンロードできるようになりました。
現時点でダウンロードすると、個人の氏名や事務所の所在地、通称・旧姓等については表示されません。
※令和4年9月末以降の全件データファイルにおいては、上記10項目の値を削除した上で提供されます。
※差分データファイルは当面の間提供が取りやめとなっていますので、注意が必要です。
その他
1.法人の全件データファイルについては、引き続き上記の4.から8.の内容も公表されます。
2.人格のない社団等の全件データファイルについては、引き続き上記の1.から8..の内容も公表されます。
3.「登録番号による検索機能」及び「適格請求書発行事業者公表システムWeb-API機能」では、上記10項目の値について、引き続き提供されています。
まとめ
国税庁の適格請求書発行事業者公表サイトでは、一時停止となっていた適格請求書発行事業者の公表情報全件データのダウンロードを令和4年9月26日から再開しました。
個人情報に関する所定の項目は今後削除等されることとなりますが、これから適格請求書発行事業者の登録申請をする場合には
法律上の取り扱い以外にも、公表情報の事前確認もお願いします。