昨日はコロナ禍での消費者側のお金の流れを仮説を立てて考えてみる話をしましたが、この仮説を立てるというのは、ビジネスにとって大切です。
創業してから初めて売上を獲得するまでに思うのが、
いつ、どのお客様が商品やサービスを購入してくれるんだろう
という事です。
素晴らしい夢と希望を胸に起業しても、売上が獲得できなければ、事業を継続する事は難しいです。
しかし、売上を多く獲得できる会社には、その経営戦略として、仮説を立てています。
マーケティングや営業・販売をする上で、この仮説を立てるというのは大切です。
例えば、飲食店を開業する場合には、
立地
というのものを重要視します。
駅前から徒歩5分くらいの場所に店舗を構えるとしても、その駅前周辺徒歩5分圏内のエリアでも、人の流れが全て同じわけではありません。
人の行き来が多い圏内で営業する場合と、人の行き来が少ない圏内で営業する場合とでは、集客に大きな差があります。
そのため、店舗の場所を決める際には、様々な仮説を立てます。
ランチ時であれば、周囲の会社や住民が来店するには、どのようなルートで店舗に到着するのか。
ルート上に店舗をしっかりと視認できるか
ビル内に店舗を構える場合には、
・そのビル内のエレベーターはランチ時にどのような稼働状況になっているのか。
・自店舗が最上階にあったとしても、その途中階の競合店舗にお客さんが流れていってしまいやすいのか。
目標来店客数・回転率をクリアするために必要な人流が周囲にあるのか
という事を考えながら、どの仮説が成立するのかを検証して、立地を考えます。
もちろん、その他にも、いくつもの戦略を考えながら立地は考えますが、仮説を立てるというのは、多くの会社で普通におこなっています。
そして、このような仮説を、
参入したい市場に自社が入り込めるのか
今後の商品やサービスをどのように見直していけば良いのか。
自社に見合った人財をどのようにすれば採用できるのか。
色々な事を仮設を立てながら、立案・実行・検証したりして、成功確率を高めます。
まとめ
「仮設」を立案・検証するのは、ビジネスの場面において無意識に行っている場合がありますが、経営戦略上は必要なプロセスですので、是非活用しましょう。