江東区内では、以前、都営大江戸線の開通に伴って、門前仲町駅・清澄白河駅・森下駅が停車駅となり、他の路線と繋がるという事もあって、人の流れが変わりました。
人の流れが変わると、そこにお金の流れが生まれます。
お金の流れが生まれるという事は、その地域の経済に影響を与えます。
その地域の経済に影響が与えられると、その影響が徐々に周囲に波及します。
鉄道路線が停車する駅を決める際には、事前に公的機関での審議会や協議会・検討委員会などが実施されますが、そもそも、その場所に駅を設置する理由がなければ、もちろん設置される事はありません。
駅が設置されると、生活にも利便性が生まれます。
今までは、バスや徒歩・自動車や自転車などでしか行けなかった場所が、電車を使っていけるとなると、行動範囲が広がります。
行動範囲が広がれば、住環境としての価値も上がります。
住み易い場所であれば、そこで消費活動が生まれます。
モノを買う、サービスの提供を受けるといった消費活動が行われるのであれば、そこで消費に繋がるモノやサービスを提供する事業が求められ、そこに参入する会社や店舗が登場します。
すると、同業他社や異業種の会社がその場所で競争を繰り広げ、消費者としては更に消費がし易い環境が生まれる場合があります。
その他にもいろいろな事がありますが、駅を設置する事による影響は大きいです。
ところで、実は数十年前から、豊洲から住吉の江東区内において、地下鉄延伸の計画がありました
概要としては、
「有楽町線豊洲駅と半蔵門線住吉駅を結ぶことにより、東京の東部地域に優れた南北の交通軸を形成する」
との事です。
現在は、この豊洲と住吉の区間が結ばれていませんが、この区間が結ばれると、交通機関を利用している方の移動時間が短縮され、そして、ラッシュアワー、いわゆる社内混雑も緩和されます。
数十年前からの取り組みとなっていますが、最近では新たな動きが見られているようです。
今年に入って、東京都が江東区へ、年度内をめどに豊洲から住吉間の東京8号線の事業スキームを構築する方針を示すといった展開が出てきています。
江東区でも、こちらのブログに掲載されている冊子を江東区役所に設置して一般の方むけに周知し、この実現に向けて動き出しているようです。
江東区内にある弊所・弊社にとっては是非とも実現して頂きたい話です。
そして、江東区内で生活・仕事等をしている方々にとっても、プラスとなる計画となるよう願っています。