年末が近づくと、各地で通常11月の酉の日に行われる祭の酉の市が開催されます。
この時期になると、酉の市では威勢の良い掛け声とともに手締めが聞こえます。
今年は11月25日の「三の酉」の日に行ってまいりました。
当日は午前中が江東シーサイドマラソン大会の出場日でしたので、マラソン完走後は一休みしてから、馴染みの江東区深川にある富岡八幡宮に足を運びました。
時間も午後を数時間過ぎていたので、人通りも少なくなり、また、残っている熊手の数が少なくなってきましたが、素晴らしい熊手はたくさんあります。
熊手を売っているお店はいくつかあり、お店によって熊手の内容が違うのが分かります。
既に売約済の特大の熊手があります。
買い手の名前が書き上げられた札が並んでいて、良く見ると、繋がりのあるお店の名前もあります。
ところで、以前聞いた話では、この札の事は「入山」と呼ばれ、江戸文字で書き上げられていたそうです。
今でも江戸文字で書き上げられているところもありますが、他のお店では、パソコンを使って名前を印字しているところもあるようです。
お店によって事情が異なると思いますが、今のご時世ならではですね。
お店の方に扱っている熊手の種類を聞きながら、欲しい熊手が見つかりました。
熊手を買うと、大将や店員の方と一緒に威勢良く手締めをします。
この手締めをすると、気が引き締まり、エネルギーが湧いてきます。
弊所の所名が書かれた札を熊手にさしてもらい、
大将から、
「より大きな福をかき込んでくれるように願って、熊手を正面に向け高く掲げて歩いて下さいね」
と声をかけてもらいます。
熊手は縁起物です。
縁起を担ぎ、福を呼び込むには、掲げ方も大切です。
この富岡八幡宮は東西線門前仲町駅近くにありますが、せっかくなので、東陽町駅近くにある弊所まで熊手を掲げて歩いて行きます。
これからもたくさんの福を頂き、そして、たくさんの福を多くの方と分かち合いたいです。