コーヒーという名称は同じでも、お店によって提供しているコーヒーの値段が違うことは多くあります。
同じサイズでも、色々な違いがあります。
珈琲豆
コーヒーカップ、ソーサー、スプーン
ミルク、砂糖ガム、シロップ
お客さんが、コーヒー一杯をいただく際に基本的にこれだけのものが必要となります。
そのため、提供する上でどれだけお金がかかっているのかというのが、コーヒー一杯の値段にかかってきます。
しかし、それでも100円で飲めるコーヒーもあれば1,000円を払って飲むコーヒーがあるので、この違いは他にもあるはずです。
販売価格の積算根拠
モノやサービスの販売価格に大きく関わるものとしてコストがあります。
そのコストは上述のもの以外にどのようなものがあるのでしょうか。
コーヒーを提供しているお店であれば、
店舗の家賃
光熱費
人件費
テーブルや椅子、焙煎機やその他の設備 等
色々なコストが発生しています
そしてそのコストは、お客さんからの売り上げ代金で回収することになります
例えば、地価の高い都心の一等地と比較的地価が抑えられている地域での同一系列店舗のお店だと毎月の店舗家賃が異なります。
そして、仮に同じ面積・営業時間・レイアウト・お客さんの滞在時間・従業員で、店舗家賃以外の条件が全く同じであれば、
その各々の店舗で同じ金額でコーヒーを提供しようとするともちろん地価の高い地域での店舗の方が資金的には厳しいです。
コーヒー一杯の価値と顧客満足度
コーヒー一杯に対して、お客さんが求めているものが異なります
美味しいコーヒーを堪能する
休憩時
打ち合わせ
読書
事務作業
そして、ITが普及してからは、パソコンやタブレットスマートフォンなどといった機器を使って作業をしているお客さんが増えています。
顧客が求めるコーヒー一杯については味以外のものを求めているケースがあります
そしてお店は自分たちが提供するコーヒーをお客さんがどのように求めているかというのを分析して価格を決めます
滞在時間が比較的長くなってしまう場合には1時間あたりの売上金額が短い場合と比較して少なくなってしまいますので、価格を上げるかまたは一席あたりのスペースを小さくして
出来る限り多くのお客さんが入店できるようにします。
一方、価格を高く設定しているお店であれば、一流の接客のもとで味や雰囲気に満足してもらうために質の高いコーヒー豆を仕入れたり、
一席当たりのスペースを広く取り、ゆったりとした快適な空間で滞在時間を過ごしてもらうようにします
つまり、コーヒー一杯に対して、お客さんがどれだけのものを求めるのかによって、値段やサービスが異なるということです
まとめ
コーヒー一杯の値段が100円と1,000円の違いは、様々な要素が関係しています。
そして、どちらのコーヒーも、顧客満足度を満たすのであれば、お客さんからのニーズがあり、各々が成立するのです。