江東区の税理士     経営アドバイザー

佐藤充宏 江東区で税理士事務所・ファイナンスコンサルティング会社を経営しています。

収入の複数の柱とリスクの分散いついてご案内します

収入の複数の柱とリスクの分散いついてご案内します

本日時点で、緊急事態宣言が解除されました。

しかし、新型コロナウイルス感染の拡大前の日常生活に戻ったというわけではありません。

そのため、事業をする場合には、今の状況でも資金計画上採算が取れるようにしなければなりません。

売上の確保はもちろんですが、経費の削減をするなどして、事業資金を捻出しますが、場合によっては、業態の変更を検討する会社もあります。

人々のマインドが以前のように戻るのは難しいため、その影響により当時は盛り上がっていた事業を継続する事は経営上できない事も考えられます。

そのような時には、自社がどのような事業であれば収入を確保できるのかを考えますが、収入の柱は一つでなければならないという事はありません。

収入の柱

いわゆる、

会社のメインの収入

です。

競合と比較して自社の強みがあり、かつ、採算が取れる収入というイメージです。

この収入を獲得して利益を確保する事が事業を継続させることになります。

しかし、経費や原価は自社が支払うために金額を算出しやすいですが、収入というのは、顧客がいて、その顧客が商品やサービスを購入する事によって初めて獲得できるものです。

そのため、今月は1,500万円の売上で、来月は1,800万円の売上が確保できるというような事を100%保証する事が難しいです。

ましてや、今の状況であれば、業態によっては、毎月の売上が読めないといった事も多くあります。

会社にとっては大切な収入の柱を据えたとしても、その収入が今後どれくらいなのかを見込む事が難しいとなると、その収入の柱についての考え方を変える事も検討しなければなりません。

複数の収入の柱

会社の事業収入といっても、収入の柱が一つでなければならないという事はありません。

もちろん、一つであれば、

・経営資源を集中できる

・ノウハウを蓄積しやすい

・特化する事により、ブランディングを構築しやすい

等といった事もあります。

しかし、その反面、その一つの柱の成り行きが今後不透明の場合には、事業継続に支障をきたす可能性もあります。

その一つの柱を見直して強化したり、リニューアルする事もあると思いますが、

収入の柱を複数にする

という考えもあります。

飲食店でいえば、メインの収入は顧客が来店して飲食をしてもらう事です。

しかし、飲食店の収入は店内での飲食収入に限る必要はありません。

今では、テイクアウトやデリバリーでの収入も充分に収入の柱として育っています。

また、今では自宅で飲食する人も多いので、そのような人向けへの出張料理や、自宅での料理をレクチャーするような収入もあります。

今までとは社会環境・経済環境が異なるのであれば、事業も今に合わせたものにアレンジしていく必要があります。

そして、収入の複数の柱を持つことにより、リスクが分散され、安定した経営に繋がる可能性も充分あります。

まとめ

収入の確保が難しい時期ですが、収入の柱は一つである必要はありません。

複数の柱を確立する事により、リスクが分散され、安定した経営に繋がる可能性も充分あります。

自社にとって最適な収入の柱とその数を検討するのも大切です。

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