毎年年末年始になると富岡八幡宮を参詣します。
他の宮詣と同じように、年末年始の参詣にはいくつかの目的があります。
そこで、今回は、令和4年から令和5年にかけての年末年始の行事をご案内します。
目次
古神札納めと新年御神札受け
年末は、1年間お守り頂いたお札や御守を納めます。
納める日は特に指定されていませんが、境内裏手に古札納め所があるので、そちらに納めます。
古神札を納める際につい立ち寄ってしまうのが横綱力士碑です。
この石碑には歴代横綱の名が刻まれています。
直近では、照ノ富士関の名があります。
また、古札納め所では、時間によっては神主さんがその場でお祓いをしてくれることもあります。
そして、別の場所にある販売書で御神札を受けます(購入します)が、年明けの初詣の時に受ける人もいます。
通常は、神棚の御札は大掃除の後に納めることになります。
ちなみに、12月29日と31日を避けて神棚に収める風習が多いようです。
令和4年12月31日午後1時まで:形代の奉納
今年も賽銭箱前に形代が置いてあります。
形代に氏名と年齢を書いて、三度全身を撫でて、三度息を吹きかけて、納めます。
形代に罪や穢れを映して、大祓の祭典中にお祓いがされます。
令和4年12月31日午後3時:師走大祓式
一年の犯した罪や穢れを除き去るための除災行事で、6月に行われるものは「夏越の祓」、12月に行われるものは「年越の祓」と呼ばれています。
令和4年12月31日大祓式後に斎行:除夜祭
一年を締めくくるお祭りとされ、この一年を無事に過ごせたことに感謝し、心身を清め、新しい気持ちで、新年を迎えるために行われるものです。
御神札お受け所
元旦以降は臨時の販売所が設けられますが、大晦日まではこちらで購入代金を支払って御神札を受け取ります。
神宮大麻・玉串・切札・竃札・御幣等以外に、もちろんお守りもあります。
令和5年1月1日から:新年参詣・ご祈祷
人によっては参詣だけを済ませ、ご祈祷をしない場合もありますが、参詣をし、その後本殿にてご祈祷を受けるのが年始の流れになっている人も多いです。
ご祈祷時間は、祭典・行事時間以外は毎日9時から毎時00分・30分に執り行われています。
(元日は0:20頃からご祈祷が行われます)
ご祈祷案内はこちらです。
また今回はこちらの表に、ご祈祷のスケジュールが掲載されているので、事前に確認をしてからご祈祷の申し込みをしましょう。
※富岡八幡宮ホームページ「令和5年正月最終祈祷時刻並びに閉殿時間等」より
ご祈祷にあたっては、事前に願意を決めておいて、申込書に記入をして、受付で手続きをする流れになります。
YouTubeでの境内映像で混雑状況をチェックしてから参詣しましょう
富岡八幡宮では YouTube チャンネルを開設し、年末年始は境内の参詣者の混雑状況等をリアルタイムで提供しています。
昨年は提供していたため、今年も恐らく提供してくれると思いますので、事前に混雑状況等をチェックしてから参詣する事をお勧めします。
令和5年厄年表
ご祈祷する際に知っておきたいのが厄年です。
ご祈祷での申し込み時に、「願意」を記入する項目があり、厄年のために厄除けをしたいのであれば、願意に厄除けを記入します。
この厄年は、前厄・本厄・後厄からなっていて、数え年でカウントすることになります。
その他の年始行事
参加したことはありませんが次のような行事があるようです。
白羽の矢授与式…1/1 午前0時(一般の方はご参列いただけません)
歳旦祭…1/1 午前8時
元始祭…1/3 午前8時
昭和天皇祭遥拝…1/7
末社・七渡神社初巳祭(縁日)…1/11
その他行われる行事等は、富岡八幡宮のホームページやtwitterにて掲載されていますので、是非ご確認下さい。
新年参詣・ご祈祷の準備
昨日参詣したところ、既に準備が進んでいました。
ちなみに、ここ数年、手水舎には柄杓はありませんので、今回も柄杓なしで手水をする事になると思います。
なお、富岡八幡宮の手水舎は立派な鳳凰型の吐水口があります。
その他にも、露店の設置等も行われ、年末年始の雰囲気がより一層出てきています。
まとめ
江東区深川の富岡八幡宮では、年末年始の神事等の準備が進んでいます。
古神札や形代を納めたり、新年の御神札を受けたり、大祓いや除夜式、ご祈祷等が間もなく始まります。
年末年始の神事をして、気持ちの良い年末年始を過ごしてみてはいかがですか。
富岡八幡宮