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在宅勤務が普及しています
新型コロナウイルスにより、仕事の仕方が大きく変わりました。
今までは当たり前のように会社に通勤して業務をしていたのが、自宅での仕事も広がっています。
自宅と会社の往復時間を費やさずに済み、プライベートも充実するというメリットもありますが、一方では、今まで業務スペースを会社から与えられていたのを、自ら創り出さなければならない面が出てきました。
自宅であれば、以前はプライベートで全て使っていたスペースのうちの一部を、仕事用に使わなければなりません。
ノートパソコン一台あれば仕事が出来るのであれば、仕事の時だけテーブルや机の上で仕事が出来ますが、書類も用意して仕事をするとなると、それなりのスペースも取ります。
また、家族に配慮しながら、集中して仕事が出来るようにもしたいものです。
在宅勤務が歓迎される面もありますが、手放しで歓迎されない場合もあります。
導線の確保が仕事の効率化に必要です
在宅勤務やリモートワークに限らず、会社で仕事をする場合にも、少しでも効率的に進める上でのポイントが、
導線の確保
です。
導線というと、飲食店での店内オペレーションを素早くするために、店員の動きを遮らないような物の置き方をしたり、厨房のレイアウト毎の配膳体制を整えたりといった事が言われたりしますが、もちろん、デスクワークでも同様に導線の確保が必要です。
導線確保の3つのポイント
在宅勤務での導線確保のポイントには、次の3つのポイントがあります。
1、電源を使う機器はコンセントに近い場所に配置する
パソコンやスマートフォンは、今では仕事にとっての必需品です。
また、ペーパーレス化が進んだといっても、プリンターを使う場合もまだまだあります。
これらの機器を使用する際には、電源が必要となります。
そこで、コンセントを繋ぐコードが仕事に影響しないように、出来るだけ、コンセントに近い場所に機器を設置し、足に引っかからないようにしたり、あるいは、手を動かす際の邪魔にならないようにしましょう。
2、室内照明や外の明かりの位置を考えて、仕事をする「方向」を決める
机やテーブルで仕事をする際には、自分の位置を90度・180度・270度等の角度を変えるだけで、快適さが違います。
それは、上からの照明によって、書類やPCが影になって見難くなる場合とそうでない場合が出てくるからです。
また、デスクワークをしていると、外の明るさにも触れていたいものです。
そのため、リラックスして仕事が出来るように、自分が仕事する「方向」を決めて、室内照明や外の明かりをうまく取り込めるようにしましょう。
3、隅あるいは奥の方に仕事スペースを確保する
自宅はプライベートの生活空間がメインです。
一人暮らしの場合は別ですが、家族で暮らしていると、自分だけでなく、家族が日々快適に過ごせるようにしなければなりません。
自宅で仕事をするようになると、家族が配慮します。
なるべく仕事の邪魔をしないようにするために、テレビの音声を小さくしたり、場合によっては、子ども達がワイワイ楽しく家の中で遊ぶのも配慮しなければならないかもしれません。
しかし、お互いに配慮する生活を続けるのはストレスになります。
そのため、自宅のレイアウトにもよりますが、出来るだけ仕事をするスペースは、隅あるいは奥の方が良いです。
隅あるいは奥であれば、家族が仕事スペースを通らなくても過ごす事が出来るようになりますし、生活音も多少小さくなります。
例えば、リビングテーブルで仕事をしていると、家庭内の導線で家族が通る事もありますし、テレビもリビング周辺に置いてある事も多いです。
まとめ
在宅勤務にはメリットも多くありますが、そのメリットを享受するには、自宅の導線確保が欠かせません。
そして、導線確保のポイントは、
1、電源を使う機器はコンセントに近い場所に配置する
2、室内照明や外の明かりの位置を考えて、仕事をする「方向」を決める
3、隅あるいは奥の方に仕事スペースを確保する
という事です。
在宅勤務を有意義にするためにも、導線確保を実践してみてはいかがでしょうか。