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自治体独自の税金
自治体は、所定の手続きにより、条例で税金を新設することができます。
そして、この新設された税金を「法定外税」といいます。
自治体の財源に充てるため等の目的で設けられる税金であり、その充てられた財源の使い道の一つとして、
観光の充実
があります。
観光に関わる整備をすることにより、今まで以上に観光客が訪れ、そして、地域住民の方々の生活が安定すること等につながります。
そして、このように設けられた法定外税の一つに、
があります。
宮島訪問税
概要
宮島は、日本有数の観光名所として有名です。
そして、日本国内からだけでなく海外からも多くの観光客が訪れるので、
宮島という、貴重な自然や文化をこれからも未来につなぐために宮島訪問税が創設されました。
宮島訪問税の税率
1回の訪問につき1人100円。
※1年分1人500円の税率を選ぶこともでき、その場合は、、事前手続きが必要です。
宮島訪問税の納税が必要な方
船舶で宮島を訪問(入域)される方
※次の方は納税が不要です。
・ 未就学児(小学校に入学前の児童)
・ 修学旅行など学校教育の一環として、宮島での行事や活動に参加する学生(大学生を除く)と、その引率者や付添人
・療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、身体障害者手帳のいずれかを交付されている方
宮島訪問税の使い道の例
1.訪問者の受入環境の整備として
観光案内やトイレの整備、弥山展望台や登山道の管理等
2.文化や歴史への理解の促進として
文化財や歴史的建造物の保存、歴史民俗資料館の管理等
3.自然環境に負荷の少ない観光として
エコツーリズムの推進やウォーターサーバーの設置等
まとめ
自治体は、所定の手続きにより、条例で「法定外税」を新設することができます。
この法定外税の一つに、観光地として有名な宮島訪問税があり、訪問者の受入環境の整備や文化や歴史への理解の促進、
自然環境に負荷の少ない観光等のための有意義な財源に充てられています。