目次
誰でも、日々選択し、決定をしています
どのような立場の人でも、毎日が選択の連続です。
起床時間
電車に乗る時間
食事
仕事中
家族とのコミュニケーション 等
ちょっとした事で、複数以上の選択肢の中から無意識で、又は、意識して決断しています。
食事をするにしても、和食にするかイタリアンにするか。
いくつもの料理メニューが運ばれてきたら、どの順序で頂くのか。
仕事であれば、上司への提案資料を作成する上での精度や方向性をどのようにするのか。
極端な話、一日中、決断をしているともいえます。
経営者の決断
ところで、経営者の決断は他の人達の決断と何が違うのでしょうか。
それは、
責任の大きさ・重さ
です。
個人事業者・法人を問わず、経営者は最終的な意思決定の権限があり、そして、意思決定した事に対しての責任があります。
ある程度以上の会社になると、担当役員を設けて、営業や海外統括・財務といった業務毎に役員に担当を持たせて責任の所在を明確にする事もありますが、どのような事においても、最終的な責任は代表者である経営者になります。
そのため、経営者が決断する内容は、会社の方向性、そして命運を決する事になります。
経営者は決断を人任せにしない
代替わりで経営者になる場合や、創業時からのオーナー経営者である場合など、経営者になるステップは人それぞれですが、経営者がやる事は決まっています。
そして、そのやるべき事を誤りなく、躊躇せず実行できれば、会社は前進します。
そのためには、経営者自らが決断しなければならない事は決断する必要があります。
しかし、
自分の中ではいくつかの選択肢が出ているが、最終決定するのは自信がない。
決断するのが不安で怖い。
という事があります。
すると、
決断を先延ばしにする。
他の人に決めてもらう。
となる事があります。
決断は、勇気を持って、誤りの無いように迅速に進めなければなりません。
そして、経営者には、さらにその先に次の決断が待ち構えています。
他の人に決断をゆだねてしまうと、その流れから、その人に次の決断もゆだねる事になりかねません。
もちろん、適切な権限委譲は必要ですが、
自分が決めなければならない事から逃げてしまっては、リーダーシップが発揮できず、会社としての成長も停滞してしまいます。
営業方針、市場ターゲット、資金計画、経理や税金・人事対策など。
いざ意思決定の段階になってから、周囲の人に決めてもらいたいような雰囲気を出しては決していけません。
やるべき課題に立ち向かっているからこそ、次のステージに進めるのです。
経営者は決断疲れを残さない
一方、自分自身で決断するのは、ストレスやプレッシャーがかかり、心身に疲れが出ます。
この決断疲れを残したままにしておくと、慢性疲労に繋がり、適切な意思決定が出来なくなります。
そのため、重要な決断を連続しないようにしたり、決断をした後にはひと息つけるような時間を設定するようにしましょう。
常にリフレッシュした状態で決断が出来るようなコンディションにしておくのも経営者の大切な仕事です。
まとめ
経営者には最終的な意思決定の権限・責任があり、決断内容は、会社の方向性、そして命運を決する事になります。
そのため、経営者は、逃げずに、勇気を持って自分自身で決断しなければなりません。
また、決断疲れを残さず、常にリフレッシュした状態で決断が出来るようなコンディションにしておくのも経営者の大切な仕事です。
経営者自らが決断し、責任を負う事で自分自身、そして、会社が成長出来るのです。