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飲食店の数だけ飲食ビジネスは異なります
界隈で食事をすると、色々な飲食店があります。
和食や中華、イタリアン、フレンチ、洋食などはもちろんですが、さらに、その中でも細分化されてきています。
それは、扱うメニューであったり、販売形態であったり、店員によって接客が異なるなどもあります。
系列店でも、レシピは同じでも、お店の色というのはどうしても出ます。
そのため、飲食店の数だけビジネスの内容は異なります。
飲食店のお客さんの流れ
ランチ時には、界隈の飲食店では、昼食を求めて弁当を買ったり、店内で飲食をします。
ところで、その日にその飲食店でランチを食べようと思ったのは、なぜでしょうか。
その理由を考えると、
立地
値段
料理の味・ボリューム
料理の提供スピード
接客
店内の雰囲気
新型コロナウイルス対策
などがあります。
色々な要素から、そのお店に行きたいと思われるような仕掛けを飲食店が考えているからこそ、そのお店に入るのです。
そして、最近では、
インターネットやSNSでの口コミ
といった情報も飲食店をチョイスする上でのポイントになります。
そのため、集客できるお店とそうでないお店には、集客の差が生まれる理由があるのです。
それは、実際にそのお店で食事をしないとわかりません。
また、朝食や夕食は自宅で食べる事も多いので、外食をするにはランチ時が集中し、そして、こうした、マーケティングや営業の勉強時間ととらえる事も出来るのです。
飲食店のお金の流れ
飲食店に限らず、どのビジネスでも、拙著「賢い事業資金の集め方・使い方・貯め方」でもご紹介のとおり、事業資金が循環するからこそ、事業として成立するのです。
そのため、こうしたランチ時での売上も大切な事業資金の確保の場としていますが、もちろん、売上だけでなく、仕入れや原価・経費といった支払いもあります。
そこで、ランチ時に入店したお店のお金の流れはどのようになっているのかを見てみましょう。
好立地であれば、テナント賃料は高い
従業員がいるのであれば、人件費がかかっている
質の良い食材を使っているのであれば、仕入単価は高いはずだが、大量に発注しているようなので、原価を抑える事が出来ているはず
料理の提供が早いので、お客さんの回転率が早く、ランチ時でも3-4回転はしている
メニューの値段は高いが、満足感も高いので、リピーターも多い
全て現金払いなので、日々のランチ売上が最短で確保できる
出ていくお金と入ってくるお金を考えると、いつ、どのタイミングでお金の入金があるのかは、入店して食事をしていると見えてくる事もあります。
家賃は前家賃
現金決済のみであれば、日々売り上げた現金はすぐ入る
仕入代金を締め日に応じて振り込み、または、スーパーなどで、現金で購入
毎月決まった日に、従業員へ給料の支払い 等
こうしたお金のボリュームと入出金のタイミングを見ていくと、飲食店のお金の流れが少しずつイメージ出来てきます。
そして、お店によってお金の流れも違うのが分かるようになります。
まとめ
飲食店の数の分だけ、ビジネスの種類はあります。
外食の機会が多いランチ時であれば、マーケティングや営業だけに限らず、事業資金の流れも、お店に入店して食事をすると、イメージがしやすくなります。
そして、色々な飲食店で食事をすればするほど、こうしたビジネスの学習範囲を広げる事にも繋がります。
食事をしながらビジネスの学びを得られるので、是非、色々な飲食店でランチを頂いてみてはいかがでしょうか。