目次
経理部長は経理部門の最上級職です
組織の中での階層や役職というのは、部署や部門ではそもそもどうなっているんでしょうか。
担当
課長補佐
課長
次長
副部長
部長
といったものや、
アシスタントマネージャー
マネージャー
シニアマネージャー
コントローラー
といった呼び方が、その責任や権限に応じて決まっています。
日本で昔から慣れ親しんでいる呼称でいうと、部長が、各部のトップに位置します。
もちろん、その上には、取締役・監査役・代表取締役といったように決まっていますが、役員になると、各部門を担当する役員というものがいます。
例えば、A取締役は営業部門担当でB取締役が経理・財務部門担当というように、実務はしませんが、その部門を束ねるという形もあります。
役員の場合には、従業員とは立場が異なってきますので、各部門のトップという事で誰もが最初に思い浮かべるのは部長という事になります。
そして、経理部門であれば、経理部長が最上級職です。
部長職は、陰で言われる事が増えてきます
仕事では、部下の仕事のパフォーマンスを上げて、組織人としての成長を促す役割が上司にはあります。
その上司は、時には、部下に成長をしてもらうために、今までより負荷の重い業務を差配する事があります。
なぜその業務をやってもらうのかを説明し、その上で納得してもらって部下に頑張ってもらうというのが良いですが、上司の考えを部下が全て同じように理解するのは至難の業です。
場合によっては、納得しないで、部下の心の中では不満に思いながらやっているかもしれません。
将来を見据えると、部下の成長にとっては必要な経験でも、その時はそれを理解するほどの視野や考えがない事もどうしてもあります。
上司も昔は部下の時代があります。
その頃の経験を踏まえて部下とコミュニケーションを取っても、部下には伝わらない事もあります。
頑張ってくれる部下はありがたい存在ですが、部下にしてみれば愚痴も出ます。
上司に伝えてくれるのであれば良いですが、部下の性格によっては、面と向かって言えない事もあります。
すると、部下も愚痴を聞いてくれる人を探して愚痴をぶつけます。
陰口や悪口を言われるのも部長の仕事です
誰もが100%完璧ではありません。
そして、誰一人として考えが全て同じ人はいません。
コミュニケーションの取り方や性格が違ったり、経験や実績も違います。
その中で、全ての事を部下に納得してもらえるようにするのは大変です。
また、部下も立派な社会人ですので、1から10まで逐一関与されるよりは、見守る事も必要です。
あえて声をかけず、本人が気づく事で成長の度合いが高まる事もあります。
そのような中では、部下は悪気がなくても、ついつい愚痴を陰口のような形で言ってしまう事があります。
蔭口や噂話が好きな人もいます
陰口だけでなく、噂話が好きな人はいます。
対象の人を傷つけるのが目的ではなく、軽い気持ちで対象の人を面白おかしく言ったりする人はまだ良い方ですが、対象の人を貶めたり、評価を落とそうとする人もいます。
そして、そのような話をする人には、同じような人たちが集まって、似たような話をします。
すると、上司の話もそうした所で出てきます。
陰口や悪口を言う側ではなく、言われる側でいる事を心掛けましょう
陰口や悪口を言う人は逆に言われているものです。
そのような話をしている当事者間では、
お互いがそのような事を話すような性格だという事を認識しています。
そのような話をする是非はともかく、自分がした事はいつか自分に返ってきます。
そして、話の程度によりますが、同僚や部下、場合によっては上司のさらに上司が本人以外のところで良くない話をする事もあるかもしれません。
しかし、組織の中で仕事をしていると、人との関わりの中で仕事が成立しているので、陰口や悪口を100%根絶する事は難しいです。
それに、周囲の話題に上るという事は、周囲の人に注目されている事でもあります。
本当に悪い意味で注目されてはいけませんが、嫉妬や羨みの気持ちからそのような話になっているのかもしれません。
上級職になればなる程、陰で言われる事は増えていきます。
そして、陰の声がいつかは届かないほどのレベルに到達すれば良いのです。
まとめ
経理部長ならではの苦労は多くありますが、そのうちの一つには、直接届かない周囲の声というものがあります。
その声にどう向き合うのかで経理部長の資質が問われる場面が必ず出てきます。
社内風紀上、言ってはいけない事には厳しく対処しなければなりませんが、上級職になればなる程、周囲から注目されるようになるので、そのような事にも対応できるようにしておきましょう。
経理部長ならではの苦労は多くありますが、そのうちの一つには、直接届かない周囲の声というものがあります。その声にどう向き合うのかで経理部長の資質が問われる場面が必ず出てきます。社内風紀上、言ってはいけない事には厳しく対処しなければなりませんが、上級職になればなる程、周囲から注目されるようになるので、そのような事にも対応できるようにしておきましょう。