江東区で45年以上過ごしてきた私にとって、下町と言われている深川界隈には地元としての愛着があります。
そして、深川界隈のお店には、今でもよく足を運んでいます。
昔は、割烹・料亭も多く、今では信じられないほど華やかな街でしたが、今では一部は当時の面影を残しながらも、現代のトレンドに合うようなお店に様変わりしました。
その当時の面影を感じさせてくれるお店が、今回訪問した
「深川しづ香」
です。
私が大学生の頃の30年以上前から当時と同じ深川の門前仲町でお店を構え、ずっとこの暖簾を出しています。
大学生の当時はこのようなお店には来店する事は考えられませんでしたが、今では、こちらのファン歴も長くなってきています。
いつもは19時か20時頃の来店でしたが、今回は開店時間の18時に予定を空ける事ができたので、当日の最初の客としてお邪魔しました。
店内はとにかく落ち着いた雰囲気です。
ちなみに、当日のメニューの一部がこちらです。
深川界隈ではトップクラスのお店でありながら、肩肘張らずにリラックスしながら過ごす事が出来ます。
カウンターに座らせて頂き、
まずは瓶ビール。
今回はお任せでオーダーしています。
最初は蛸にトマトの霙おろしを和えた料理。
美味しい。
蛸自身の甘みとトマトの程良い酸味がマッチしています。
次は刺し盛り。
鮪とマコ鰈など。
特にマコ鰈は弾力が抜群で甘く、ネタと熟成加減が素晴らしいです。
穴子の白焼き。
美味い。
さすがに日本酒をオーダーしたくなり、
あぶくま 。
鮎の煮付け。
鮎の塩焼きや稚鮎の天婦羅は頂く機会が多いですが、煮付けは久々です。
椎茸と海老しんじょう。
香りが味覚にプラスの味わいを与えてくれます。
ここらへんで、日本酒を羽根屋にチェンジ。
酒が進みがちなので、セーブするのが大変です。
丸茄子と海老味噌。
絶品です。
〆のうどん。
最初から最後まで、バランスの良い美味しさを楽しませて頂きました。
激戦区でも堂々と鎮座できるのには、理由があります。
ごちそうさまでした。
「深川しづ香」
03-3641-6704
東京都江東区 門前仲町1丁目4−10 スウィングビル 1F