会社の代表者や役員等の経営陣が、諸般の事情により、
辞任
退任
解任
となる場合があります。
「任」というワードがあることから、任務ということがイメージされますが、
メディアでも多く取り上げられるこれら三つの用語については、全て意味が異なります。
目次
辞任
今まで就いていた任務や職務を自らの意思で申し出て辞める。
例えば、任期期間の途中でも辞めてしまう場合が該当します。
退任
文字通り、
任務を退く
ということです。
任期満了等で退く場合に使われます。
なお、辞任は自らの意思で辞めますが、退任はその時期が来たために辞める場合に使われることが多いです。
解任
自らではなく、他者の意思で辞めさせられた時使われる
つまり
今まで就いていた任務を解かれる・辞めさせられる
ということです。
その他
上述のように、辞任・退任・解任については、
自らあるいは他者の意思で辞めるか
どのような状況で辞めるのか
等によって大きく分けられます。
そして、上述の内容はイメージとしてとらえて頂き、実際には個別の状況、法律上の取り扱いにより定められます。
まとめ
会社の代表者や役員等の経営陣が辞める際に、辞任・退任・解任という用語が使われますが、
自らあるいは他者の意思で辞めるか
どのような状況で辞めるのか
等で使い分けをする必要があります。
そのため、メディア等の報道や実際の仕事でこれらの用語が使われている場合には、どのような背景で辞めたのか等をイメージできるようにしておきましょう。