お金には流れがあります。
いつ、
どこから、
どれくらいの金額が入ってくるのか。
いつ、
どこへ、
どれくらいの金額が出ていくのか。
そして、
お金が入ってくれば、お金が増えますが、
お金が出ていけば、お金が減ります。
毎月必要なお金がいくらなのか、と考える事と合わせて、その必要なお金がいつ必要なのかも考える必要があります。
手元資金がなく、今月は20日に200万円の出金があるとした場合、300万円の入金が今月にあるとしても、その入金が全額月末にあるとした場合はどうなるのでしょうか。
20日の段階では手元資金はゼロで、200万円の支払があります。
でも、その支払に充てるための入金は月末です。
結果として、資金ショートしてしまいます。
誰でも、
「こんな事くらい分かるよ」
と思われますが、「お金の流れ」は、このシンプルな流れを積み上げ、そして、アレンジされるのです。
給与の締日と実際の支払日をどのように決めたら良いのか。
当社の売上の締日と入金サイトをいつにしたら良いのか。
仕入先への支払サイトはいつにしたら良いのか。
金融機関の口座を複数持った場合には、どのように資金管理をしたら効率的なのか。
1年後にどのくらいの手元キャッシュが必要なのか。
3年後・5年後、そして、10年後の事業成長に向けて、どれだけのキャッシュフローを想定したら良いのか。
どのくらいの「お金」があれば、会社・従業員・取引先・関係者、そして、経営者自身が幸せになれるのか。
「お金」の流れを理解する事により、会社の事業活動がスムーズに、そして、広範囲に広がります。
無駄なお金は使わず、手元資金を出来る限り残す事は大切ですが、
お金は使わないと入ってこない側面もあります。
事業の成長スピードを加速させるために、自社の「お金」の流れを一度ご確認されてはいかがでしょうか。