江東区の税理士     経営アドバイザー

佐藤充宏 江東区で税理士事務所・ファイナンスコンサルティング会社を経営しています。

「キャッシュレス・消費者還元事業」の実施にあたり、高齢者の方むけのキャッシュレス決済対応を想定してみました。

「キャッシュレス・消費者還元事業」の実施にあたり、高齢者の方むけのキャッシュレス決済対応を想定してみました。

キャッシュレス・消費者還元事業は、消費税(地方消費税を含みます)の増税による消費活動の停滞等による景気減速に対処する側面とは別に、キャッシュレス化を推進して、生産性向上や消費者の利便性向上を図ろうとしています。

このキャッシュレス化をするにあたり、事業者側では準備が少しずつ進んでいますが、今後の課題は、

どれだけ多くの方にキャッシュレス決済をしてもらうか

という事がその一つとして挙げられます。

そして、現代の日本の人口構成では、世代別に分析すると、さらにそこから見えてくる事があります。

それは、

人口構成比率の高い高齢者の方にキャッシュレス決済を活用してもらう。

という事です。

キャッシュレス決済は、一人あたりの消費額が増加するという事も大切ですが、キャッシュレス決済を利用する人の数も増加する事が大切です。

そのためには、人工構成比率の高い高齢者の方にキャッシュレス決済をしてもらう必要がありますが、やはり、ハードルが高い部分もあります。

誰でもそうですが、今までの生活スタイルを変えるのは抵抗があったり、変える事によって覚えなければならない事が増えてくると、どうしても現状維持を選択してしまいます。

本人にとってストレスがなく、そして、メリットを感じさせるものでないと、変えられず、変えたとしても長続きが出来ません。

 

そこで、これらの

「出来ない理由」

を解消しなければなりません。

 

実際にキャッシュレス決済をしてみると、利便性の高い面がある一方では課題もありますが、トータルで考えると、キャッシュレス決済のメリットの方を感じることが出来ます。

そのため、今回は、高齢者の方むけのキャッシュレス決済の導入を取り上げていきます。

 

そして、「キャッシュレス・消費者還元事業」の実施にあたり、高齢者の方むけのキャッシュレス決済対応を想定してみました。

 

まず、最初のポイントは、「お金」に対するイメージを持って頂く事です。

最近では、QRコード決済・電子マネー決済・プリペイド決済・クレジットカード決済といった、いわゆる、キャッシュレス決済は、多くの人が利用するようになってきました。

紙幣や硬貨を持ち歩かなくても、買い物をした時やレストランで食事をした時には、支払いを済ませる事が出来ます。

しかも、支払い時のデータは正確に保存される事となり、その支払データを活用して、会社であれば経理処理と連携させることも出来ます。

実際には、現物での「お金」のやり取りをしなくても、商品やサービスの提供に関する支払いを行い、その支払内容をデータで活用できるのです。

以前と異なり、このキャッシュレス決済の利便性は高いのですが、紙幣や硬貨をやり取りしていないため、

「お金を使った実感がないので不安になる」

という方もいらっしゃいます。

消費という意味では、紙幣や硬貨で支払うのも、キャッシュレスで支払うのも同じですが、紙幣や硬貨を使うのであれば、その場で財布の中身を確認すれば、どれだけ使ってどれだけ残ったのかが視覚的にも分かります。

しかし、キャッシュレス決済であれば、財布の中身は変わらず、視覚的に実感出来ない部分があるのです。

支払時のレシートではお金を使った金額は分かるのですが、トータルとしてどれだけ残っているのが実感しづらいのです。

もちろん、電子マネーなどで支払った場合には、電子マネー等の残高がレシートに印字されているので、どれだけお金が残っているのかが実感できますが、

今までと異なるやり方に対応するには、どうしても時間がかかり、また、躊躇してしまいます。

多くの人がそうですが、今まで慣れ親しんだやり方が一番であり、その他の方法をとるのはリスクやストレスを感じてしまいます。

それが、何十年も慣れ親しんだお金のやりとりの方法を変えるのであれば、なおさらです。

この部分の負担を軽減する必要があります。

紙幣・硬貨とキャッシュレスでの支払いは同じ支払いの行為だということは変わらず、手元に残るお金も一緒だということを、まずはイメージして頂けるようにする事が最初のポイントになります。

そのポイントは、

キャッシュレス決済のメリットを実感して頂く

という事です。

今までは、買い物に行く際には、財布に紙幣と硬貨を入れて行って、会計の時に支払い金額と同額の紙幣と硬貨で支払いを済ませます。

それが、キャッシュレス決済になると、会計の時に支払い金額と同額のクレジットカードや電子マネー・QRコード等を使ってキャッシュレス決済手段で、支払いを済ませますが、その際には、財布の中で変わるのが、レシートや領収書が増えるくらいで、紙幣や硬貨の増減はありません。

この違いをイメージしてもらうのが大切なのですが、ハードルが高い部分もあります。

そこで、次のポイントは、キャッシュレス決済のメリットを知って頂く事です。

例えば、スーパーで買い物をして、会計が3,650円だとした場合に、千円札が2枚で5千円札が1枚、硬貨が10円玉が3枚あった場合(合計額7,030円)には、どのように支払うのかというと、

5,000円札を渡して、お釣りの1,350円を受け取るという事になります。

すると、財布の中の現金は、

千円札が3枚で100円玉が3枚、50円玉が1枚、10円玉が3枚残る形で、合計3,380円(支払い前の合計7,030円マイナス支払額3,650円)となります。

この支払の時に買い物する側はどうするのかというと、

お釣りの金額が正しいのかを確認する。

という事をします。

釣り銭が間違う場合はありませんが、稀に違ってすることもあります。

そこで、誰でも、釣り銭が合っているのを習慣で確認してから財布にしまいます。

そして、家に帰って、あるタイミングで、財布の中の現金を確認する事もあります。

買い物の前に財布の中にあった現金からレシートや領収書に印字されている支払金額を差し引いた額が実際に財布の中に入っているのか。

もし、実際には、もう少し減っているようであれば、その他に何かに支払ったのかを思い出し、確認するというプロセスがあります。

このように、支払時や釣り銭の受取時、家で財布の中身を確認する際に、一つ一つ自らチェックしなければならないのです。

場合によっては電卓を使わなければならない場合もあり、手間に感じることもあります。

しかし、キャッシュレス決済であれば、このような手間を省略する事が出来るのです。

大切なお金をどのようにやり取りするのかにつき、なかなか今までのやりかたを変えることが出来ないと思いますが、全部の支払をすぐにキャッシュレスにするのではなく、少しずつキャッシュレスに切り替えながら進める方法で、もちろん良いです。

このように、キャッシュレス決済のメリットを実感して頂く事が大切です。

 

そして、最後のポイントですが、

ご自身に適したキャッシュレス決済方法を選択して頂く

という事です。

キャッシュレス決済には、いくつもの方法があります。

クレジットカード決済

デビットカード決済

QRコード決済

電子マネー決済

など

それぞれの決済方法があり、更に、決済事業者毎に決済の仕組みが異なります。

カードを用いて、その場で決済をして、後日、口座引き落としにする。

カードを用いて、その場での決済時に、口座引き落としも済ませる。

スマートフォンなどを用いてその場で決済して、別途口座引き落としをする。

前払い形式で支払った金額分のカードを用いてその場で決済する。

いくつもの方法があります。

 

これらの方法の中から、ご自身に合ったキャッシュレス決済をピックアップします。

そして、使い勝手が良いのか、悪いのか。

場合によっては、決済事業者に問い合わせをする等して、確認をして頂く。

加えて、ここが大切ですが、

家族や信頼のおける方に相談してみるのです。

ご自身では分からない部分も、他の方であれば分かることもあります。

また、ご自身がキャッシュレス決済をしてもできるだけ困らないような提案もしてくれる筈です。

気になること、分からないことは、事前に相談するようにしましょう。

そして、キャッシュレス決済の方法が決まりましたら、いきなり、すべての支払でキャッシュレス決済するのではなく、例えば、よく買い物をするスーパーで試してみるのです。

そして、できれば、レジに行列ができないような時間帯で試すのです。

(行列が出来ていると、後ろの方に気を使ったり等でキャッシュレス決済に集中できない場合があります)

最初は緊張すると思いますが、キャッシュレス決済を無事済ませると、安心します。

その後は、ご自宅に戻って、レシートや財布の中身を見て、キャッシュレス決済の効果を実感して頂き、また次回以降も機会があったらキャッシュレス決済をして慣れて頂くのです。

何事も習慣化が大切です。

もちろん、無理をしてキャッシュレス決済をする必要はありません。

信頼のおける周囲の方を巻き込んで、少しずつ実践してみるのです。

 

高齢者の方むけのキャッシュレス決済対応をご案内しました。

「キャッシュレス・消費者還元事業」は、期間限定ではありますが、期間中は、一定の取引については、ポイント還元付与が実施されるというメリットがあります。

是非そのメリットを受けながら、キャッシュレス決済の利便性を実感してみてはいかがでしょうか。

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