IT化が進んで、日々の経理処理も昔とは違い、比較的簡単に経理データを集計できるようになりました。
そして、内容によっては、決算も会社のご担当者一人で完結できるようにもなり、会社にとって低コスト・省時間で経理処理をする事ができるようになりました。
また、個人事業者の方であれば、スマートフォン(スマホ)を使って、ご自分で決算書類を作れる方が本当に増えてきています。
そして、確定申告書類も作成できて、税務署への提出まで完結できるようになってきています。
しかし、そのような中で、個人事業者の方にとっては、スマホで確定申告ができるようになって欲しいとの要望が以前より出ていました。
いわゆる電子申告といわれるe-Taxでは、パソコンからはe-Taxが出来ますが、スマホからは出来ないといわれています。
これは、e-Taxをするには、電子申告をする際に本人確認を取らなければならず、その際にはマイナンバーカード等からその情報を読み取るカードリーダーを用いる方法等がありますが、これをするには、基本的にはパソコンに限定されていました。
ところが、スマホが普及した昨今では、経理処理をスマホで入力する個人事業者の方が増えているので、その流れでスマホを使って確定申告ができれば、スマホ利用者にとっても利便性が高まり、また、国にとっても、電子申告の普及が高まるので、スマホを使ってe-Taxが出来る環境を整備する動きが出てきています。
そこで、本人確認に使うマイナンバーカードとそのマイナンバーカードを読み取って電子証明書を取得できる機能が備わったスマホの普及に合わせて、国税庁の方でも申告システムを改訂する動きが出てきています。
おそらく、スマホでの確定申告用のホームページが開設されるのではないかと言われています。
最近では、メディアでも取り上げられていますが、簡易な内容の確定申告であれば、気軽にスマホで手続きができる時代がすぐそばまで来ています。