マラソンマン税理士

佐藤充宏 江東区で税理士事務所を経営しています。

「資金計画を漏れなく策定しましょう。」

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「黒字倒産」という言葉を聞かれた事はありますか。

決算上では利益が出ていても、資金が回らず、返済資金を確保できずに倒産するというケースがあります。

また、黒字倒産には、粉飾決算をしてしまったため等、法律的・倫理的に問題のあるケースもあります。

 

今回は、決算上では利益が出ていても、資金が回らず、返済資金を確保できずに倒産するというケースについてご説明します。

例えば、A社が、B社から6月15日に仕入れた商品を6月20日にC社へ販売するケースがあったとします。

仕入代金は10,000円、売上代金は16,000円です。

そして、売上代金は月末締めの翌々月15日払い、仕入代金は月末締め翌月末払いの場合は、どうなるでしょうか。

7月30日に10,000円が出金となります。

次に、8月31日に16,000円が入金となります。

最初に資金が出ていって、その後に資金が入金となります。

経営成績に影響が少なく、また、この入出金スケジュールが1回だけであれば、この回を乗り切れば、安定的な資金計画を組み直す事で対応できるかもしれませんが、

 

もし、この入出金スケジュールを変えずに、継続的に取引規模を大きくしていったらどうなるのでしょうか。

7月15日に仕入れた商品を7月20日にC社へ販売し、仕入代金が10,000,000円、売上代金が16,000,000円となった場合は大変です。

売上代金16,000,000円が入金になる前に仕入代金10,000,000円を支払わなければなりません。

払えなかったらどうなってしまうのでしょうか。

 

ビジネスでは、どの会社も入金サイトは短くして、支払いサイトは長くしたいものです。

商談の席や契約の席で入金条件・出金条件を決める際には、必ず自社の資金計画に影響が出ないようにしなければなりません。

利益確保は大切ですが、資金確保は絶対欠かせません。

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